やくし辰也

ホームドア設置は急務 区内5駅で設置の検討がはじまる

2019.06.19

ホームドア設置は急務 区内5駅で設置の検討がはじまる

西武鉄道は区内5駅(新桜台駅・中村橋駅・富士見台駅・練馬区高野台駅・石神井公園駅)で2021年度以降にホームドア設置に向けた検討を開始すると発表しました。

駅のホームから転落する事故は、2014年の3,673件をピークに減少しているとはいえ、毎年3,000件程度発生しています。ホームドアの設置は転落事故を防ぐ効果的な対策です。

狭くブロックの外を通行する大泉学園駅

しかし、全国に約9,500ある駅のうちホームドア設置駅は725駅(2018年3月末)にとどまっています。国交省は1日10万人以上利用売る駅では2020年までにホームドアを設置することを求めていますが、危険な事故を防止するためにホームドアの設置を促進することが求められています。

駅名乗降人員順位
江古田34,62927
桜台14,49159
練馬130,9345
中村橋40,37424
富士見台27,38638
練馬高野台27,30839
石神井公園81,27310
大泉学園87,9818
保谷62,07614
西武池袋線の乗降人数

練馬区内の鉄道駅では、東京メトロ有楽町線や都営大江戸線は、既にホームドアが設置されています。西武池袋線・新宿選では練馬駅への設置の準備が進められていますが、設置されていません。

危険な駅への設置が対象外に

今回の西武鉄道の発表は前進であり、早期設置が望まれます。また、同じ池袋線にもかかわらず大泉学園駅や谷保駅はホームドア設置に見受けた検討対象となっていません。特に小泉学園駅は乗降人数が区内で練馬駅に次いで2番目に多いにも関わらず、島式ホームが1つだけで上り線・下り線の利用者が1つのホームに集中し危険な状況も見られます。大泉学園駅・保谷駅への早期のホームドア設置にも力を尽くしていきます。