西武鉄道は区内5駅(新桜台駅・中村橋駅・富士見台駅・練馬区高野台駅・石神井公園駅)で2021年度以降にホームドア設置に向けた検討を開始すると発表しました。
駅のホームから転落する事故は、2014年の3,673件をピークに減少しているとはいえ、毎年3,000件程度発生しています。ホームドアの設置は転落事故を防ぐ効果的な対策です。

しかし、全国に約9,500ある駅のうちホームドア設置駅は725駅(2018年3月末)にとどまっています。国交省は1日10万人以上利用売る駅では2020年までにホームドアを設置することを求めていますが、危険な事故を防止するためにホームドアの設置を促進することが求められています。
駅名 | 乗降人員 | 順位 |
江古田 | 34,629 | 27 |
桜台 | 14,491 | 59 |
練馬 | 130,934 | 5 |
中村橋 | 40,374 | 24 |
富士見台 | 27,386 | 38 |
練馬高野台 | 27,308 | 39 |
石神井公園 | 81,273 | 10 |
大泉学園 | 87,981 | 8 |
保谷 | 62,076 | 14 |
練馬区内の鉄道駅では、東京メトロ有楽町線や都営大江戸線は、既にホームドアが設置されています。西武池袋線・新宿選では練馬駅への設置の準備が進められていますが、設置されていません。
危険な駅への設置が対象外に
今回の西武鉄道の発表は前進であり、早期設置が望まれます。また、同じ池袋線にもかかわらず大泉学園駅や谷保駅はホームドア設置に見受けた検討対象となっていません。特に小泉学園駅は乗降人数が区内で練馬駅に次いで2番目に多いにも関わらず、島式ホームが1つだけで上り線・下り線の利用者が1つのホームに集中し危険な状況も見られます。大泉学園駅・保谷駅への早期のホームドア設置にも力を尽くしていきます。