西武池袋線練馬駅の1番線にホームドアが設置されました。今後、2番線は12月中に、3・4番線は2020年2月中に設置が完了する予定です。現在、西武鉄道では練馬駅への設置をすすめると共に、新桜台駅・中村橋駅・富士見台駅・練馬高野台駅・石神井公園駅の5駅で2021年度以降にホームドア設置にむけた検討を開始するとしていますが、大泉学園駅や保谷駅はホームドア設置の予定がありません。

日本共産党練馬区議団は、予算特別委員会でホームドア設置について質問を行いました。質疑を通じて、西武鉄道は3つの観点(①安全性、②安定輸送、③施工性)から、2021年以降に設置を検討する駅を選定したこと。
さらに、大泉学園駅へのホームドア設置は、①ホームに狭いところがあるため設置によってさらに狭くなる、②設置する際にホームの補強が必要、などの課題があることが明らかになりました。
また練馬区としてもホームドアの早期整備を求めていくことが確認されました。

11月1日には、とや英津子都議、のむら説都議、やくし辰哉前区議は住民と共に西武鉄道に対して駅のバリアフリー化に関して要請を行い、その際、大泉学園駅・保谷駅も早期にホームドア設置を検討するよう要望しました。
今年9月、東京都は都内鉄道駅のホームドアの優先整備に向けた構想を発表し、乗降客が10万人未満の駅や特別支援学校が近くにある駅、ホームが狭い駅や1つのホームに上下線が停車する「島式ホーム」などに優先的に設置するよう鉄道会社らに依頼するとしています。こうした点からも特に大泉学園駅へのホームドア設置は急務の課題です。