やくし辰哉(日本共産党 練馬区議会議員)

補助133号線 計画線上を歩いてみて

2022.04.07

投稿がかなり遅れてしまいましたが、3月に区民の方による「補助133号線を歩いてみよう」という取り組みに参加しました。とや都議、坂尻区議、のむら区議、 小松区議、インクルーシブな練馬を目指す会の高口区議も参加していました。

都市計画道路補助133号線は、目白通りの北側、向山4丁目~春日町3丁目までの延長約1,240m、幅員16mで、2016年に優整備路線に指定されました。東京都は、2024年度の事業認可を目指し、コロナ禍を理由に説明会も開かずに測量をすすめています。

この道路は、としまえん跡地の練馬城址公園への避難路や物資輸送のためのアクセス道路として位置付けられています。しかし、敷地北側の大部分はスタジオツアー施設が建設中で、30年後に返還されるまで公園整備は完了しません。

 補助133号線の計画線に沿って歩いてみると、閑静な住宅街が広がっていました。この地域は「第一種低層住宅専用地域」で、住環境を守るよう規制によって守られてきたことがうかがえます。しかし、道路ができるとどうなるか。すでに完成している千川通り~目白通りの区間の沿道は、中高層の建築物が並んでいます。この道路が完成すると、目白通りと環八とつながり、その結果、大型車や夜間交通量が増えるになります。

 練馬区は、中村橋の区立美術館をリニューアルし、そこと練馬城址公園をつなぐ補助133号線を「映像と文化の道」と位置付けると言います。肝心の防災公園が置き去りのまま、住環境や地域の安全に悪影響を及ぼす道路だけがすすめられているが、それでいいのだろうか。現地を歩いてみて、改めて考えさせられました。

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