猛暑から命まもる対策を 練馬区へ申し入れ
7月14日、日本共産党練馬区議団と「インクルーシブな練馬をめざす会」は共同で練馬区に対して、猛暑から命を守るための対策を強化することを求める申し入れを行いました。
今年は、6月の梅雨明け後に、35℃以上の猛暑日が6日連続するなど猛烈な暑さに見舞われました。7~9月の気温も平年よりやや高く、暑さのピーク7月後半と8月後半で猛暑に警戒をと長期予報が発表されています。
こうした猛暑のなかで命を守るためにも冷房を適切に使用することが重要です。しかし、電気代は1年で3割高と高騰していて、特に低所得世帯ほどエアコンの使用を躊躇する事態となっています。
今回の申し入れでは、①生活保護利用世帯・低所得世帯に電気代の不安なく冷房が使えるように電気代を補助すること。②エアコンが無い、あるいは故障している生活保護世帯・低所得世帯へ設置費を支給すること。③区立施設を開放し避難できる環境をつくるとともに、そのことを周知すること。の3点を求めました。
懇談の際、区の返答は「生活保護利用世帯に対しては冷房を適切に使用するよう声掛けし、保護費の枠内で使用するための相談にも応じている」とのことでした。しかし、電気代の負担増が冷房の利用を躊躇する原因です。すでに生活保護制度には、冬場の暖房費に対応するための「冬季加算」が設けられています。命を脅かすほどの猛暑が頻発する現在、国は「夏季加算」を設けるべきですし、それまでの間、独自に区が生保利用世帯や低所得世帯へ電気代などの支援を行うべきです。実現へむけ引き続き求めていきます。