区議選後、初の区議会定例会となる第2回定例会が閉会しました。
今回の議会は約3週間の会期で、6月5日から始まり、2週目(6/5~9)が議会人事。3週目(6/12~16)に所信表明と一般質問。4週目(6/19~23)に補正予算と各議案の審査。27日の本会議で議案の審査結果の報告などがあり会期を終えました。
一般質問では
区議団を代表して一般質問に登壇しました。質問では、区議選での公約(学校給食の完全無償化・月4万円の家賃補助・大泉学園駅へのホームドア整備)、岸田政権の悪政(戦争国家づくり・)マイナンバーカード押しつけ)に対する区の姿勢を質しました。区議団HPに質問・答弁を載っているので、ぜひご覧ください。https://jcp-nerima-kugidan.com/content/report/20230619_1881.html
議案の審査では
議会人事では各議員の所属委員会も決まり、私は文教児童青少年委員会、みどり・環境等特別委員会、議会運営委員会を担当することになりました。
今回、文教児童青少年委員会に学童クラブの廃止条例・ねりっこクラブの設置条例が付託されました。
議案は、豊玉南小・大泉西小・南が丘小・早宮小でねりっこクラブが実施されるのにともない、それぞれの学校の学童クラブを廃止すると共に、光が丘四季の香小・大泉第四小・南田中小でのねりっこクラブの実施に伴い西大泉地区区民館学童クラブなど4カ所を廃止するというものです。
練馬区の学童クラブ待機児童数は299人(今年4/1時点)、ねりっこクラブの待機になった場合に利用できるねりっこプラスに496人が登録していて深刻な状況です。ねりっこクラブが設置されている学校でも待機となる児童がいて、ねりっこクラブの早期実施だけでは待機児童の解消はできません。また、ねりっこクラブになると従来の学童クラブよりも支援の単位が大規模になってしまいます。
ねりっこクラブは従来の学童クラブよりも大規模なため子どもの放課後の生活の場として適正ではなく、ねりっこの拡大によって校外の学童クラブを廃止することは、待機の解消や高学年生の利用を難しくしてしまうため、これらの議案には反対しました。
補正予算では、
子育て世帯や低所得世帯を対象とする国の給付金など、コロナ禍や物価上昇の影響を受けている区民や事業者等への支援のための補正予算の審査があり、全会一致で可決となりました。
この補正予算には、党区議団が求めてきた子ども食堂への支援や生活困窮世帯へのエアコン購入費補助、公衆浴場の燃料費助成の増額などと共に、4月から着用が努力義務化された自転車ヘルメットの購入費補助や子育て世帯や暮らしが苦しい人への給付金が実施されるのは物価高騰が続いている状況から考えても重要です。
一方で、総額35億1692万円の内、練馬区の持ち出しは1100万円のみで、財源の一つである地方創生臨時交付金は11億円きましたが今回の補正予算に使われたのは2億円で、残りの9億円は当初予算に計上している区施策の財源として使うことは問題だと思います。暮らしが苦しい人への国の給付金は、住民税非課税世帯と区独自に児童扶養手当世帯、家計急変世帯が対象です。しかし、住民税の均等割りのみ課税世帯は非課税世帯と収入の差はほとんどないのに給付金の対象にならないのはあんまりです。当初予算に計上していた施策への充当をやめれば、均等割りのみ課税世帯への給付金など物価高騰で苦しむ区民を支えるための対策をさらに充実することが出来たはずです。