ご挨拶

政治を希望へ ─
「声をあげれば、政治は必ず変えられる」と訴え、都議会に送っていただき3期。

それまで豊島区でまったく増えなかった、認可保育園や特別養護老人ホームが増えています。
住民の皆さんが声をあげ、ともに力を合わせる議席を作っていただき、政治が動いています。

豊島区で初めての女性都議として、ジェンダー平等、性暴力の根絶に力を尽くしてきました。

物価により、暮らし・事業はとても苦しくなっています。
今、政治の役割が求められています。

賃上げひとり12万円の支援、家賃補助を月1万円などを実現しましょう。

くらし・学び・生業を支え、ジェンダー平等を進める東京へ。
新しい政治を一緒に作りましょう!!

略歴

米倉 春奈

人間をたいせつにする政治にしたい。

食べることが大好きな37歳。

1988年2月9日 宮崎県えびの市生まれ
中央大学総合政策学部卒業
豊島区の好きなところは美味しいお店がたくさなるところ。
好きなこと・休日は、美術館・博物館か自然の中へ。東京国立博物館の東洋館と山歩き後の温泉が好き。
好きな食べ物は、そらまめ、さといも。

子どものころ

夜はムササビの運動会!

故郷は、豚肉や牛肉が名産の宮崎県えびの市です。田畑と自然に囲まれて育ちました。子どもの頃に住んでいた家は屋根裏にムササビがいて、夜になると軒先からぴゅうっと飛んで「運動会」が始まるほど。父方も母方も実家は農家で、遊びに行くと食べきれないほどの野菜をもらいました。東京で、小さなオクラが150円で売られているのを見た時は、カルチャーショックでした。


中学時代

カンボジア訪問で貧困の現実を体験

カンボジアの教育支援をする父のNPO活動に同行して、学校に文房具を届けに行きました。プノンペンでは、ゴミ収集場内のがれきの山の脇にある掘っ立て小屋のような学校を訪問しました。お金になるものを集めて売って暮らしている子どもが2、30人いて、ボランティアの支援で勉強を習っていました。
そこで、出会った6歳くらいの女の子は「勉強が楽しい。先生になりたい」と話してくれました。私はショックを受けました。その子が、高校、大学へと進学していけるのだろうか。夢があっても、自分の力ではどうにもできない社会は、悲しいと思いました。
そして、世界の貧困や格差をなくしたい、この思いで大学へ進学しました。



大学時代

社会について学ぼうと民青に加入

大学の入学式の後に、たまたま民青同盟の勧誘を受けました。当時(今もですが)、どの新聞をみても「消費税は上げるしかない」と書いており、「本当にそうなのかなあ」と、ずっと思っていました。ほかに財源はないのか、どの新聞にも書いていないのです。民青の先輩とは、そのことも話題になり、先輩の話をきいてすっきりしましたし、すごく面白かったのです。そこで民青に加盟しました。


青年大集会で、世の中の見方が変わった

大学1年の5月、首都圏青年ユニオンや全労連青年部、民青などが開催した青年大集会に参加して、世の中の見方がガラリと変わりました。それまでは、派遣切りや非正規雇用の増加に対して、「努力が足りないんじゃないか」「考えが甘いからでは?」という思いもありました。しかし、不当解雇や違法労働に対して立ち上がった人の話を聞いたり、貧困など困難な状況に置かれて同じスタートラインに立てないという話を聞いて、見方が根本から変わりました。



社会を変えていきたい

そんな時に、日本共産党への入党を呼びかけられました。「日本でも貧困が広がっている。日本や世界の一人ひとりが安心して暮らせるために声を上げる人が増えないといけない。それをやっているのが共産党だ」と呼びかけられて、ハッとしました。入党を決めた瞬間です。
大学卒業後は「社会を変えていきたい」と思い、共産党の専従職員になる道を選びました。



就活問題で、国を動かした!

私たちの学年が就職活動をしていた頃は内定率がとても低く、何十社受けても内定がもらえず、引きこもりになった友人もいました。黙っていられず、就活生たちの生の声を集めて、厚生労働省や文部科学省に届けました。それを国会議員が国会で追及し、政府に、企業、大学、政府の3者が意見交換する協議会を設置させることができました。「声をあげれば政治は変わる」と実感した貴重な経験になりました。



被災地への思い

学生とともに被災地ボランティアへ一一東日本大震災

東日本大震災後、学生たちと被災地ボランティアに取り組みました。地震後のゴールデンウィークには岩手県の陸前高田市へ。家族写真を大切にしているお父さんのお宅を訪問し、津波で汚れたたくさんのアルバムをきれいにして、とても喜んでいただきました。
自然災害が多い日本。被災地の人々との交流を通じて、被災しても暮らしを立て直せる手厚い支援をする政治に転換することが必要だと感じました。


政治を希望に

みなさんの声で 都政が動きはじめました!

 2013年に最年少の25歳で初当選し、2025年で3期12年目です。豊島区(定数3)では初の女性都議で、今も女性は私だけです。
 都議1期目は「声をあげれば、政治は必ず変えられる」を実感した4年間でした。
それまで区内でまったく増えなかった認可保育園や特別養護老人ホームが増えました。市民の声が上がり、その声と連携する議員がいると大きく政治が変わることに感動しました。
議会は「都民の声を届ける大切な機会」という責任に押し潰されそうになったこともありました。初質問の巣鴨・駒込地域の特定整備路線に関する質問前は、プレッシャーで頭が真っ白になりましたが、委員会室に入る直前に住民の方々から聞き取りした録音を聴き、「この怒りと不安の声を必ず議会に届けるんだ」と力が入りました。
 困難な状況も都民と力をあわせれば、必ず政治を希望に変えられると思って、都政に向き合ってきました。

政治に子どもや女性の声を届けたい

 都議会に行くと若者も女性も少なく、都政に若者や女性の声が届いていないことに驚きました。この分野で都政を変えるのが、私のやることの一つだと思いました。
 1期目の2016年に虐待などで家にいられず、大人の性搾取のターゲットにされている10代女性への支援を都に求めました。政治課題として都議会で取り上げられたのは初めてで、都は「若い女性の支援と言われても困る」と言い、答弁できませんでした。その後も繰り返し求める中で、2018年に民間団体と連携して若い女性を公的支援につなぐモデル事業が始まり、2021年4月から本格事業となりました。

「痴漢ゼロ」迫る

 性暴力やセクハラの根絶を訴える#MeToo(ミートゥー)運動が盛んになったころ、日本共産党都委員会のジェンダー平等委員会で、最も身近な性暴力である痴漢被害が軽く扱われていることが議論になりました。まずは被害に遭った方の声を聞こうと、アンケートを行うと、想像を超えて反響がありました(リンク:深刻な苦痛/党都委ジェンダー平等委が調査結果を発表 | 日本共産党東京都委員会)。約1400人から寄せられた深刻な実態をもとに、2021年2月の本会議で「痴漢ゼロ」の実現を迫りました(リンク:本会議 米倉春奈都議(豊島区選出)の一般質問  | 日本共産党東京都議会議員団)。全面的な対策を求めた議員は初めてで、当初は対応する部局も定まらず“さまつな問題”と受け止められた印象もありました。
 都議団みんなで各委員会で質問したり、申し入れを重ね、署名運動にも取り組みました。都は「痴漢撲滅プロジェクト」をスタートさせ、2023年度に初めて痴漢被害の実態調査や受験シーズン、年度初めのキャンペーンなどを実施するまでになりました。
 野党第1党19人、国会では100人に匹敵する都議団のチーム力が都を動かしたのです。今後も性暴力被害者ワンストップ相談センターの増設や周知、加害者の更生・再犯防止対策、包括的な性教育の充実、ジェンダー平等など、性暴力の加害も被害も起こさない本気の取り組みを求めていきます。


お金の心配なく

 「お金の心配なく学びたい」は、私の政治家としての原点です。
 高校授業料の実質無償化の所得制限が、2024年度からなくなりました。都立大学の授業料も都民に限られますがゼロになりました。東京から学費値下げ、無償化の波をつくろうと共産党都議団がずっと求めてきたもので、大きな一歩です。都が国への重点要望に、学費の完全無償化を入れたのも大きな変化です。東京都は都道府県の中で学生数が一番多いのに、若者や学生を所管する部署がありませんでしたが、くりかえし求め続けた結果、2025年4月に「若者政策連携推進課」が設置されました。
 共産党が反対してきた都立病院の独法化が強行され、地元の大塚病院の病床が100床近くも減り、医療関係者から地域医療の後退を招きかねないと不安の声が上がっています。小池都政に何でも賛成の自民、公明、都民ファでは、この声を届けることはできません。 共産党の役割は大きくなっています。

グローバルな視点で

 政治家として、世界の最先端を学んで生かすことを心がけています。
 いま、世界のトレンドは「労働時間の短縮」ですが、東京をはじめ首都圏の労働者は、1日のうち仕事に約10時間、通勤などに1時間40分と、12時間近くも費やしています。これでは子育てや介護の時間も、自分の時間も持てません。
 1日の労働時間が減ると、心身にもよく、趣味や家族との時間も増え、生産性もあがります。アイスランドでは最近、労働時間を週40時間から週35時間程度に減らす実証実験にとりくみ、すぐれた効果が証明されました。フランスでは90年前に「余暇を通して、生きる喜びと人としての尊厳の意味を見出してほしい」と世界で初めてバカンスを導入しています。フランスの左翼政党「服従しないフランス」の国会議員と懇談し、直接お話を伺いました。
 こうした経験をふまえて、2023年に、都議会で「賃上げも自分の時間も」と労働時間短縮への初めての提案を行いました。




最近始めた山歩き

 最近、山歩きを始めたのですが、山に登って温泉に入るとリフレッシュができて、また頑張ろうという気持ちが湧いてきます。池の畔でコーヒーを飲むのも好きですね。人にとって緑や自然がどれだけ大切かを再認識しています。
 ところが小池都政は、多くの樹木を伐採し批判を招いている神宮外苑再開発など、「財界ファースト」のゆがみが深刻です。世界中が気候危機をとめようと努力しているのに、日本の首都・東京が足を引っ張っています。
 地元豊島区は、住民一人あたりの公園面積が都内最低です。それに加えて開発による樹木伐採が進み、樹冠被覆率(土地に対する枝葉が覆う面積割合)は、都内ワースト8位となっています。再開発は地価や家賃の急上昇も招き、豊島区に暮らし続けられなくなっています。
 大企業が儲かる開発優先の都政を変えて、人間らしく生きてゆける住みやすいまちにするために頑張ります。