外環道トンネル中止を 都議会委 とや・原田氏が主張

委員会質疑

 日本共産党のとや英津子、原田あきら両東京都議は10月23日の都議会各会計決算特别委員会分科会で、東京外環道(練馬区~世田谷区間)の地下トンネル建設の中止を主張しました。

 とや氏は、外環道建設が行われている調布市での道路陥没について、住民が振動の被害を訴えていたと指摘。「昨年、世田谷区で振動が起きた時から議会で指摘してきたのに、受け止めない中で起きたのが今回の事故だ」と批判しました。 都建設局の福島真司・三環状道路整備推進部長は、安全に事業を進めることや情報提供が「国など事業者の責務」と繰り返すだけ。

 とや氏は、 練馬区に建設を計画している青梅街道インターチェンジについて、地元町会が反対を表明し、用地買収率が3割弱にとどまっていると指摘し都民の声を無視してきた都を批判しました。

 原田氏は、国のトンネル施工検討委員会がまともに情報も公開せず「安全」と繰り返してきたと批判。建設を監視する第三者機関の設置と、総工費が7600億円も膨れ上がった外環道の中止を求めました。

「しんぶん赤旗」((2020年10月28日付)より引用

質問する原田都議(写真提供:しんぶん赤旗)