都議予定候補になりました。

活動報告

都政に関する見解と決意を述べます!

 第一回定例議会も始まろうというこの時期ですが、あらためまして。
私、原田あきら。現職、吉田信夫都議会議員の引退表明を受けまして、7月2日投票と決まりました都議会議員選挙に立候補を予定させていただくこととなりました。

 

急転直下

正直、急転直下の出来事に驚いています。ちょっと前まで衆議院予定候補として(石原伸晃衆院議員の対抗馬として)ご挨拶をさせて頂いていたにもかかわらず、今度は都議予定候補として名乗りを上げることになりました。
実は年末に第2子が産まれたばかりでして、家族も驚きの、あるいはドン引きの人事(?)。しかも挑戦することになった都政といえば、いまや国政と同じかそれ以上に中止される政治の舞台となっています。
激動の情勢の下、私の心の内も大変な激震をしているところです(笑)。
田中区長の暴走政治が猛威を振るう第1回定例議会を前にして、区議会議員としての任務と都議予定候補の任務と、二足のわらじをしっかり履ききって全力の二倍頑張りたいと思います。

都政の闇を暴き、伏魔殿の解体工事に着手する!

都政の闇は、何も豊洲だけではありません。豊洲と同じく、石原元都知事がGOサインを出した新銀行東京には1400億円の血税が注ぎ込まれ、今は人の手にわたりました。同じく石原基知事が事業継続にGOサインを出した臨海副都心も石原時代だけでも3兆円以上かけました。そして今後も税金がじゃぶじゃぶと不要不急の巨大事業に注ぎ込まれます。またまた同じく石原元都知事がGOサインを出した杉並区を通る高速道路「外郭環状道路」計画は2兆円とも言われる税金をこれからつぎ込んでいくことになります。

年間予算13兆円を今後どう使うかを議論したい

豊洲にかけた6千億円がもったいないから、これまでの過去をほじくるようなことはやめて豊洲にGOサインを出そうという自民党らに任せていたら、同じような伏魔殿政治が横行することになります。
逆に、豊洲の闇に切り込み、都政全体の伏魔殿構造に解体作業を施せば、みなさんが額に汗して納めた税と保険料の総額、年間13兆円の予算が都民、区民の懐をめぐることになります。今こそ都民が主人公の政治をつくりましょう!

小池改革にどう向き合うか

先日、荻窪で演説をしていたら、共産党の支持者だと名乗る女性から「小池都知事と連携して」と声がかかりました。小池改革はたしかに進行しています。3カ年計画の初年度にみる福祉予算は舛添氏の2倍、猪瀬氏の3倍つきました。豊洲ではいよいよ石原都知事の責任追及が始まろうとしています。こうした小池改革に期待を寄せる都民はたくさんいます。

小池劇場にたいする不安感

一方で、いつかポキッとおれるのではないか、都民を裏切るのではないかという不安を持つ人たちも少なからずいます。たしかに小池都知事が都民本位の改革の「全体像」をもっているのかという点については私としても信頼しているわけではありません。思えば豊洲の問題も当初は「たちどまる」というだけで、見直しを含む検証や石原基知事の責任追及というのは、情勢の進展で出てきた方向性です。
ただ、都民だけでなく、国民全体の「汚い政治をいい加減に変えてくれ」という意志をしっかりと受け止めて、「臨機応変」に動く姿勢は大事な力だと言わなければなりません。

「是々非々」=受け身の姿勢ではダメ

改革のレールを一足先にひいていくのが党都議団

よくマスコミなどでは共産党都議団は小池知事に対して「是々非々」と表現されることが多いようです。公明党や民進党のように今までの自分たちの立場をかなぐり捨ててシッポを振るような政党が「親小池派」と描かれるなか、そのグループに放り込まれなくてよかったなあとは思います。
が!率直に言って党都議団の小池知事に対する姿勢は「是々非々」ではありません。是々非々というのは、小池知事が出した政策、方向性を評価して、良いだの悪いのを評論する受け身の立場です。党都議団は現在、蓄積した資料や政策を小池氏やそのブレーンに提案する活動を行っており、むしろ「都民本位の改革の道はこの方向だ」と小池改革の先に立って方向性を提案する政治的立場を貫いています。
改革の全体像がいまだハッキリしない小池都政にあって、緊張感のある立場をとっているのが他の政党との違いです。

改革の原動力は都民、国民の声

小池氏のブレーンが雑誌の対談で“豊洲もこんなになるとは思わなかった”といってるように、情勢の激動に驚いているようです。
共産党都議団だって、まさか自民党のタカ派といわれた小池百合子氏と(一致できる政策でではありますが)共闘体制をはるなんて思ってもみなかったわけです。率直に言って驚いています。
この画期的な枠組みをつくった原動力はやはり、都民、国民の「汚い政治を正せ!暮らしを守る政治に切り替えろ!」の声です。党都議団はこうした住民の声を背に受けて、すでに掲げた公約を基軸に、都民が主人公の政治の実現のために全力を挙げることをお誓い申し上げます。
(2017.2.9)