杉並区阿佐ヶ谷駅北東地区におけるけやき屋敷開発に関する申し入れ

8月21日、原田あきら都議会議員と日本共産党杉並区議団は、東京都環境局に対して「阿佐ヶ谷駅北東地区におけるけやき屋敷開発に関する申し入れ」を行いました。
 阿佐ヶ谷駅北東地区のけやき屋敷は、市街地でありながら貴重な自然が残されており、保全が求められているエリアです。
 杉並区も、既存樹木や屋敷林の保全のために「緑地保全方針」を制定しています。また、対象地域は東京都指定の「旧跡」でもあり、歴史的にも貴重なエリアです。
 そうした地域の重要性を無視し、けやき屋敷に巨大施設の建設を進めようとしていることは大問題です。
 
申し入れの内容は
1、杉並区が環境局との協議もなしに既存樹木の大量伐採を容認するような地区計画を定めたことについて、その経過も含め調査し、厳正に対応すること

2、東京都環境局は、絶滅危惧種の保全に責任を負う局であり、開発計画から絶滅危惧種のツミが保全・保護されるよう対応されることを求める。
3、「樹木を削減すべきでない」「ツミの保護を優先すべき」などの住民の声を重く受け止め、対応するよう求める。

4、東京都が自然保護条例にもとづき対応すべきは、施設整備を進める当該法人であり、協議ではなく許可の対象ではないのか。本計画をめぐる経過、区画整理事業と本計画との関係など、あらためて調査し、検討を求める。

の四項目です。

 環境局は緑環境課長と計画課長が応対し、ツミや樹木の保全のために必要な都と区の協議等についてはまだ区とは始めていないこと、病院の設計や計画がある程度分からないと協議や判断はできないこと、協議は東京都の「自然の保護と回復に関する条例」や「開発許可の手引き」に沿って行うとのコメントがありました。

申し入れをする原田あきら都議会議員と日本共産党杉並区議団