都議選初当選

期待に応えてがんばります!

7月2日投開票された東京都議会議員選挙におきまして、私 原田あきらは31292票を獲得し、第3位での当選という重大な結果をお預かりしました。いまは喜びよりも緊張感でいっぱいです。この一票一票に込められた「暮らしを守れ」「政治の私物化を許すな」の声、あるいは「憲法、民主主義を守れ」の思いをしっかりと受け止め、今後の政治刷新に全力を傾けることを誓います。

杉並の選挙結果

都民本位の政治を求める巨大な投票行動

杉並では一位二位を都民ファースト、三位に共産党、四位公明、五位六位が自民党という結果でした。前回一位二位だった自民が大幅に票を減らしたのかというと、得票自体はそれほど減らしておらず、四位から上が相当増やしたため、順位が下がった格好です。
それにしても凄い結果です。曲がりなりにも、都民が主人公の政治を!と訴える勢力が、ワン・ツー・スリーフィニッシュです(まあ、公明党もそう言ってるんだっけか…)。
この声を前に都民ファーストがどう振る舞うかは注目ですが、自民党公明党としては衆議院選挙小選挙区の行く末に暗雲が立ち込めました。石原伸晃代議士もいよいよ緊張感が高まってきたことでしょう。日本共産党はこの情勢をうまく生かして、国民が主人公の政治を実現の方向に導く、巨大なチャンスの到来ですし、そうしなければなりません。

議席減の予想

この都議選で日本共産党都議団は17議席から19議席に増やしました。これは、単なる2議席増とはいえない結果です。大方の予想で、都民ファーストの躍進により日本共産党は埋没し、議席を減らすと思われていたからです。現に民進、生活者ネット、社民などは軒並み議席を減らしています。

第三極ブームへの警戒感

ところが、都民ファーストの躍進予想ゆえに、二度目三度目の第三極ブームへの警戒感も高まりました。その多くは棄権という方向に働いた可能性があります。「自民は絶対嫌だけど、期待した都民ファーストも素人や既成政党からの転職組ばかりで怪しい→棄権」といったところでしょうか。投票率は国政並みの60%近くか?とも言われていましたが、7%増えた51%に留まりました。二人に一人しか選挙に行かなかったのです。
「二番煎じの第三極ブームへの警戒感」は一方で、日本共産党に期待を寄せました。日本共産党の「清潔でブレない」政治姿勢に対し、共感の声が高まった感じを選挙戦中、大きく感じました。共産党はブレませんが、この投票行動もまたしばらくはブレることのない現象とみられ、今後の選挙はもはや楽しみでしかありません。

連続躍進の結果

4年前8議席から17議席へと躍進したとき、二人区や三人区で民主党との激戦を制しました。今回は都民ファーストが出現し、かつ民主党が候補者を絞ってくる情勢の中、党都議団が17から19に議席を増やしたことは、「引き続き前進」というよりも「連続躍進」といって過言ではないでしょう。
投票日直前の安倍自公政権のオウンゴールは、鼻をつまんででも都民ファーストに…という現象を余計に作り出した気がしましたが、日本共産党への票移動も一定あったと感じます。

より広い視野での政治活動

この選挙戦、「自民をやめて共産党へ投票」という投票行動が少なからず見られました。自民がダメなら、都民ファーストか民進という「雨宿り行動」ではなく、自民から直接共産党へ直行する…新しい時代の到来です。
共産党の政治的情報発信の仕方も変わってくる必要があるかもしれません。リベラルの中でどの党を選んでもらうかといった発信は時代をつかめないかもしれない。いわゆる保守的な投票行動を取ってきた人たちにも幅広く共産党への支持を呼びかける工夫が必要かもしれません。その工夫のあり方についてはすでにいくつかの提案がありますが、これは今後にしましょう。
まずは、この選挙戦中に寄せていただいた多くのご協力に感謝しつつ、今後の奮闘努力を決意し、選挙結果のご報告とさせていただきます。