「こんにちは 里吉ゆみです」

《世田谷区民新聞3月号掲載》

東日本大震災と福島原発事故から6年が経ちました。当時まだ1歳だった私の息子が小学校1年生になっているのですから時の流れを感じます。しかし6年経っても、未だ12万人もの被災者の方が不自由な避難生活を続けています。特に福島では3.11から時が止まったままの方がどれだけいることか。東京電力福島第一原発事故は、溶け落ちた核燃料の状況もわからず、あまりの高放射線量に調査さえ難航しています。解決のメドもたっていません。しかし、安倍首相は福島原発事故の汚染水について「完全にコントロールされている」などと言い放ち、原発再稼働を強引にすすめており、絶対に許せません。
福島県から避難してきている親子、福島での生活を続けている親子、どちらも大変な生活を強いられながら「放射能から子どもを守りたい」という思いでふんばっているのではないでしょうか。
世田谷でも「給食食材の放射能調査を」とママたちが運動し、当時区議だった私も議会で取り上げ実現し、今も調査は続いています。
私は、この間の運動を通じて、福島原発事故で初めて政治に関心をもって立ち上がった多くのママたちに勇気と希望をもらってきました。地域で地道に放射能調査をつづけるママたち、毎週金曜日の原発再稼働反対の行動や、地域での原発ゼロパレードなど運動が広がっています。
そして「子どもの命を守りたい」という思いから、「誰の子どもも殺させない」と安保法制に反対するママの会を作ったり、食の安全が一番!と豊洲新市場反対の運動にも繋がっています。
都議会で子どもの命を大事にする政治をすすめるために、私も全力でがんばります。