「原発事故・福島の今パート2」に82人参加  福島原発訴訟原告団長の中島孝さんが講演

▲講演する「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟原告団長の中島孝さん

4月16日、日本共産党世田谷地区委員会災害対策委員会(「チーム世田谷」)主催の「原発事故・福島の今 2」集会に82人が参加しました。福島原発訴訟原告団長の中島孝さんの講演では、3・11当時、相馬市では、水道が止まり食事の煮炊きができない困難を解決するために、漁協の2トントラックで水の運搬をしたこと、第一原発1号機が爆発した3月12日には終わりだと感じたなどを生々しく報告しました。

生業訴訟では、生業をとりもどす、地域をとりもどすことが裁判の目的であること、23回の公判を通じて国・東電の言い分を完全に論破してきたこと、全国の裁判で初めて裁判官が現地調査を行ったことなど、10月10日の判決は、必ず勝利すると確信を持っていると報告しました。

▲あいさつする里吉ゆみ都議

また、2度と原発事故を起こさせないことが大事であり、そのためには、裁判を通じて運動と世論をいかに作りあげていくかが大事と強調しました。そのために公正判決を求める署名を全国で100万筆集めること、そのことに世田谷からも力を貸してほしいと訴えました。
集会には里吉ゆみ都議も参加し、あいさつと都議選に向けての決意を述べました。また、集会に協力している「さよなら原発世田谷の会」、「脱原発を考える会」、「さようなら原発烏山の会」の代表からあいさつがあり、都議選オルグの党福島県委員会の斎藤自治体部長も福島の現状を報告し、「福島切りすて」、原発再稼働で暴走する安倍政権を倒すためにも都議選勝利を訴えました。

▲熱心に話を聞く参加者