TOKYOチャレンジネット のこの間の対応について

TOKYOチャレンジネット(不安定就労者の為の自立支援相談の支援センター)のこの間の対応についてのご報告です。

稲葉剛さんはじめ、現場で支援に関わっておられる皆さんから、窓口での対応について重大な問題点が指摘されていることについて、28日、日本共産党の池川友一都議会議員が、担当課長に聞き取りを行った内容をご報告します。

合わせて、池川都議からは、何よりも相談者ご本人の人権を守る立場から、強く改善の提案をさせていただいています。その点もご報告します。

まず、東京都としては、これまでの枠組みのなかで対応するという基本は変わっていません。ここは頑なです。

個別の項目については、

チャレンジネットでの支援者の同席について

都)これまでもチャレンジネットでは、同席は必要ないという立場。プライバシーにも配慮する必要がある。

相談者本人が同席を求めた場合は、当然同席を認めるべきだと強く求めた。

アパ転(アパートへの転居)、友人宅など見通しを聞かれることについて

都)あくまで自立就労してもらうことを目指す制度。見通しを聞かなければ対応できない。コロナ等の影響で求職活動などができないかもしれないが、何を考えているか聞く必要がある。

見通しと言われても、見通しが持てないのが今の実態。そうしたことも踏まえて、支援の仕組みを考えるべき。
見通しが持てない人にはチャレンジネットで対応しないと思わせるような対応は厳に慎むべき。

チャレンジネットでの窓口一元化対応について

都)相談内容について、区市対応の場合は自治体担当者に連絡しているが、聞き取りのメモなどは渡していない。
当面、緊急事態宣言のもとでは土日、長期休暇については、チャレンジネットの窓口で対応。
ビジネスホテル対応をしていく。その先については、宣言が延長されれば同様に対応となる。
チャレンジネットですべての相談を受けることが現時点では難しい。

支援を必要としている人がせっかくつながったのに、離れてしまう実態がある。
チャレンジネットに相談に来られた方を、仮に福祉事務所につなぐ場合でも、先方と連絡をとり来所の日時をセットするくらいの対応を少なくとも行うべき。
平日であっても、区市窓口が閉まってしまうような時間の場合はホテル対応を基本にしてほしい。

都)区市の窓口が対応できない時間は、ビジネスホテル対応にしたい(している)。

区市の窓口からビジネスホテルに繋がりにくいことについて

都)各区市の判断。個室の無料低額宿泊所があれば、それは否定はしていない。

宣言が解除されても、感染拡大リスクはあるわけで、無料低額宿泊所の大部屋を使うべきではない。
ホテル対応を自治体がやらなければ、路頭に迷うことになる。東京都として感染拡大リスクがある以上、ホテル対応を継続するべき。



東京都の広報について

都)現状はホームページのみ。

ステイホームを呼びかけてもステイできない人がいる。路上生活をせざるを得ない、何の支援にもつながっていない人がたくさんいる。そうした人たちに、ここにステイできる場所がありますよというメッセージを出すことは急務ではないか。
本気でやらないと、命に関わる問題。知事の会見でも発信してほしい。

都)福祉保健局のTwitterで発信することを考えている。他に何ができるかは考えたい。

前進した点・今後の支援にいけせる点としては、

①GW中に設けられた開所日は、これまでの土日と同じように、チャレンジネットの窓口で対応する…
②区市の窓口が閉まっている時間も同様に対応…
③その際(つまりチャレンジネットで相談を受ける場合)には、引き続きビジネスホテル対応をしていく… と明言したこと。

まだまだ課題は山積ですが、引き続き、現場の支援者の皆さんとともに、切り開いていく決意です。
わたし自身も、できる限り支援の現場に出て行きます。今後ともよろしくお願います。

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