社会的連帯を築きながら、分断・対立を乗り越え、新しい政治の実現を

活動報告

東京14区国政対策責任者の伊藤 大気です。本日、事務所びらきを開催しました。

コロナ感染拡大、第3波がひろがるもと、政治が果たすべき仕事は、コロナ危機から国民の命、暮らし、生業をしっかり守ることです。事務所をフル活動して、皆さんの願いに応える活動を展開していきます。そして、総選挙に向けて、市民と野党の共闘を野党連合政権へと実現するため、地域からその流れを大きくするために力を尽くしていきます。

《事務所びらきでの挨拶》

本日はお忙しいなか私、伊藤大気の事務所びらきにお集まりいただきまして心より感謝を申し上げます。たくさんの激励、一緒に新しい政治をつくろうというお話をいただき、勇気100倍です。
市民と野党の共闘を、野党連合政権へと実現する、そして、その政権を支えるための強く大きな日本共産党の前進、14区からみなさんの代表として国会で仕事をするためにも全力を尽くしてまいります。どうぞ宜しくお願い致します。

コロナ危機は第三波を迎え、その速度は日々拡大しています。
9月以来、14区の予定候補として街頭から訴え、街を歩き、たくさんのお話を聞かせていただきました。
業者の大多数の方は、昨年と比べ5割、6割収入が減った。観光業を営むホテル業の方は、3月以来外国人観光客はゼロ、生活していくのが大変だ。今年の収入は持続化給付金の100万円だけだよ、など深刻な実態が寄せられます。
飲食店を利用するお客さんが減れば、生鮮食品を扱うお店をはじめ、酒屋さんまで影響が広がり、飲食店から出る産業廃棄物を収集する仕事も減ります。
働くみなさんの生活が変われば、外出も減り、クリーニング店も大きく収入が減る。
感染拡大は、私たちの命はもちろん、仕事、生活自体を大きく揺るがしています。本来なら、今こそ政治がみなさんの命や暮らしを支え、守る出番です。

しかし、スガ政権。誕生から3ヶ月間まともにコロナ対策をすすめていない。PCR検査もいまだに、人口100万人あたりの検査数は世界で152位です。感染を抑えこむためには、無症状者を含めた徹底した検査が必要です。同時に、保健所も、医療機関も逼迫している、危機的な状況です。
打開策は「自助」という名の自己責任です。それでは危機を乗り越えることはできるはずがないじゃありませんか。

貧困と格差の拡大、分断・対立を乗り越えて、

社会的連帯を築きながら新しい政治、政権の実現を

私、伊藤大気は、コロナ危機のもとで、はっきりしたことがあると感じています。それは貧困と格差の広がり、分断と対立です。

貧困と格差は、アベ政権、スガ政権の8年間でぐーんと広がりました。
働くみなさんは正社員から派遣社員、非正規雇用が当たり前の社会になった。医療費の窓口負担も、75歳以上で世帯収入年収200万円以上が2割負担に。貧しい人はもっと貧しく、お金を持っている人はもっと豊かになっていく。富裕層には生きやすい、所得の低い方たちには生きにくい社会になりました。
この現実が、コロナ危機のなかで、もっと深刻な実態に追いやっています。
たとえば、今年に入り、突然の雇い止め、派遣切りにあった方は200万人を超え、そのうち8割は女性です。日本は男性と比べ女性は賃金も所得も5割ですが、このことが女性のみなさんを追い詰め、自ら命を絶っていく女性が増えています。GoTo事業の影響で来年度の年金が切り下げられようとしています。
みなさん、このような血も涙もない政治を変えましょう。
コロナ危機を乗り越え、貧困と格差の広がり、分断、差別のある社会を変えようじゃありませんか。

いま、世界は大きく変わろうとしています。アメリカ大統領選挙は、これまで分断や対立を助長してきたトランプ氏が敗北しました。
黒人の命は尊重されるべきー「Black Lives Matter」と呼ばれる人種差別に対する抗議運動は全州に広がりました。これだけではない。学校教育の労働環境の改善を求める教員の運動、銃乱射事件で傷つけられた高校生たちが、銃社会NOの声をあげ、アメリカ全土に広がりました。最低賃金1500円に、資本主義を乗り越えよう、など、貧困と格差の拡大、分断、差別を、社会的連帯を築くなかで打ち破った。

平和の問題でも、人類史に大きなページを刻んだ。来年1月22日には、核兵器禁止条約が発効されます。このことにより、核兵器を持つことも、製造することも、威嚇に利用することも禁止される社会になります。ジェンダー平等、持続可能な社会の実現をめざす運動が広がっています。

世界は着実に前に進んでいます。今度は私たちの番です。この日本から、そして東京、墨田、荒川、台東から、分断や対立をのりこえて新しい政治を実現しましょう。
私、伊藤大気、市民と野党の共闘、社会的連帯を築きあげ、みなさんと一緒に、この東京14区で野党の議席を実現する決意です。
最後になりますが、あらためまして、事務所開きにお集まりいただき、本当にありがとうございました。