耳が聞こえにくい 補聴器助成を早く

「えっ、なに?」

会話をしていて、別の事に気が取られたわけでもなく、会話のなかで聞き取れない声がある。そんな方はいませんか。

会話を聞き返してしまう。他人の声が聞こえにくい。周囲の音が気にならなくなった。テレビやラジオの音量を大きくしないと聞き取りにくい。など加齢により聞こえの問題は遅かれ早かれ出てくることがあります。

日本共産党区議団は、私が議員になるずっと前から難聴問題を議会質問で何度も重ねてきました。

耳が遠くなると、人と会話することが面倒になることがあります。『あの人としゃべると、何度も聞き返してくるからめんどくさい』なんて思われるかもしれません。

会話をしないと脳の働きが悪くなり考える機能が衰えてくる。だからボケてくる。単純に記せばこういう事になります。もちろん学術的にはもっと複雑ではあります。

補聴器と集音機の違いは何かというと、補聴器は医療機器であり高額、その方の聞こえにくい音の高低(周波数)を調整によって聞き取りやすくする。

集音機は音響機器であり安価、周りの音を拾い集め大きくして耳に届ける。この違いがあります。

だから集音機ではなく補聴器がより聞き取りやすいものになります。

しかし、補聴器は高額です。片耳20万円超えるもの普通にあります。補聴器は本人の聞こえの調整をこまめにしていくことが必要だから高額になってしまいます。

だからこそ認知症予防の観点からも、購入補助金を求めてきました。区は来年度の高齢者施策の一つとして、集音機も含め補助を行うと答弁はしています。

先に述べたように、集音機ではダメな部分がまだまだあります。補聴器助成の金額や手順などはこれからの予算議会で明らかになってきます。補聴器助成だけではなく医療機関に受診できない対策なども必要になってきます。

NHKのニュース7でも、『6割、聞こえにくいけど受診せず。』と報道がありました。

医者に掛かれば窓口負担も高い。補聴器も高い。食品も高いから、聞こえの問題は後回しにしてしまう。

それでは、健康な生活とは言えません。

安心して医療にかかれる。補聴器助成を求めます。