災害時の水の大切さ
能登大震災をニュースで見ていると、一か月を超えてやっと蛇口から水が出た。と報道していました。
水道は都の管理になりますが、都内全体で水道管約27000キロ(地球赤道が40075キロ)耐震化率は99.9%ですが古く漏水の可能性の場所もまだあると公表されています。また水道管には接手が必要で、その接手の耐震接手率は令和4年の資料で台東区は34%となっています。(右表)
都の資料を見ていると震災時の水道管復旧は12日以内(都心南部直下地震が発生し断水した場合において、断水解消までに要する復旧日数の見込み)となっていますから約2週間は水が出ないと考えていかなければなりません。
自宅内の給水管復旧は別の問題です。給水管は治っても宅内が破損していればすぐには蛇口から水は出ません。
人が一日に必要な水分代謝や運動量によって、必要な水分量は変わりますが、健康な成人の場合、1日に必要な水分量は、体重が50㎏の人は1.7ℓ、60㎏の人は2.1ℓ、70㎏の人は2.4ℓと言われています。一日にこの水分量は料理から摂取する量も含まれてはいますが、一日約2ℓは必要になります。
そのほかに、生活用水として考えれば相当量の水の確保が必要なのはご理解いただけると思います。だからこそ最低限飲み水や食料ストックできるように補助すべきではないかと主張をしています。
区内には11か所の深井戸(飲み水になる井戸)がありますが人口20万人を考えると相当並ぶことが予想されます。生活用水に使用できる浅井戸は19か所が公有地に設置はされており、それ以外にも私有地にも井戸があります。防災面での水の確保は大切です。予算委員会でも検討をしていきます