キャッシュレス決済の負担

中小企業

いま、お店で買い物をしているとレジで電子マネーの「○○ペイ払いで」とか「交通系カードで」という言葉を聞くと思います。実際に私もスマホで支払会計を行うこともあります。タバコ屋で電子マネーの店舗負担についてお話を伺いました。

たばこ一箱からお店の収益となるのは10%なので、600円のたばこであれば、60円がお店の取り分となります。その60円の中から電子マネーの会社に対して使用料(手数料)を支払います。その手数料はPayPayでは、いくつかの条件が必要ですが『1.98%』の手数料、約2%です。

クレジットカード決済の導入があれば、2.8%以上の負担が生じます。

さらに別のキャッシュレス決済業者を導入すれば一社につき約2%ずつ手数料の支払いが増えていくことになります。たとえば2社のキャッシュレス決済を導入すれば2社分約4%の手数料とクレジット決済手数料約3%を支払います。60円の利益から約7%手数料を支払えば手元に残る利益は55.8円になります。手元に残る約56円から人件費、光熱費などを支払う事となり、現金決済以外は翌月に振り込まれます。したがって一定期間の運転資金も必要です。

キャッシュレス決済を導入して、手数料以上の売り上げが出れば、店としての収益減にはなりませんが、なかなか簡単な現状ではありません。

そこにさらに負担が増えることもあります。それは新通貨紙幣の導入です。昨年より新500円が導入されました。皆さんも自動販売機で500円硬貨がなんども戻ってくる『あれ?なんでだろう』という事を経験されたと思います。

自販機で、新硬貨に対応するための改修に数万円かかります。そこに次は新紙幣が導入されます。

今現在でも、新硬貨対応の改修にさらに新紙幣対応の改修も追加費用として掛かるという負担だけが残るという実態も聞いています。

店舗に置いてある券売機も30万から130万円ぐらいの幅で販売しています。キャッシュレス決済や新紙幣対応のために投資ができる財力(体力)のある店舗ならば券売機交換も手段としてありますが、利益率の悪いお店ではなかなか踏み切れないのが実態でもあります。

私が経験した小さなラーメン屋さんでは、『新500円玉のお客さんは店員に声をかけてください』とメモが張ってありました。小さな券売機でも30万の投資をしなければ交換ができません。

券売機やキャッシュレス決済を導入するメリットとしては、売り上げ計算が楽になった。現金管理の負担感が減ったという話も聞きますので、それらを否定することではありませんが、手数料や券売機改修や新規導入の手数を考えると負担が増えることと商売の大変さを支援する施策の重要性を実感したことでもあります。

さきの予算委員会でも「新硬貨改修にあたり区としての補助も」と求めましたが都などで行う事業をお知らせするという答弁でした。個人商店が商売しやすい社会実現に声を挙げていきます。

いま、お店で買い物をしているとレジで電子マネーの「○○ペイ払いで」とか「交通系カードで」という言葉を聞くと思います。実際に私もスマホで支払会計を行うこともあります。タバコ屋で電子マネーの店舗負担についてお話を伺いました。

たばこ一箱からお店の収益となるのは10%なので、600円のたばこであれば、60円がお店の取り分となります。その60円の中から電子マネーの会社に対して使用料(手数料)を支払います。その手数料はPayPayでは、いくつかの条件が必要ですが『1.98%』の手数料、約2%です。

クレジットカード決済の導入があれば、2.8%以上の負担が生じます。

さらに別のキャッシュレス決済業者を導入すれば一社につき約2%ずつ手数料の支払いが増えていくことになります。たとえば2社のキャッシュレス決済を導入すれば2社分約4%の手数料とクレジット決済手数料約3%を支払います。60円の利益から約7%手数料を支払えば手元に残る利益は55.8円になります。手元に残る約56円から人件費、光熱費などを支払う事となり、現金決済以外は翌月に振り込まれます。したがって一定期間の運転資金も必要です。

キャッシュレス決済を導入して、手数料以上の売り上げが出れば、店としての収益減にはなりませんが、なかなか簡単な現状ではありません。

そこにさらに負担が増えることもあります。それは新通貨紙幣の導入です。昨年より新500円が導入されました。皆さんも自動販売機で500円硬貨がなんども戻ってくる『あれ?なんでだろう』という事を経験されたと思います。

自販機で、新硬貨に対応するための改修に数万円かかります。そこに次は新紙幣が導入されます。

今現在でも、新硬貨対応の改修にさらに新紙幣対応の改修も追加費用として掛かるという負担だけが残るという実態も聞いています。

店舗に置いてある券売機も30万から130万円ぐらいの幅で販売しています。キャッシュレス決済や新紙幣対応のために投資ができる財力(体力)のある店舗ならば券売機交換も手段としてありますが、利益率の悪いお店ではなかなか踏み切れないのが実態でもあります。

私が経験した小さなラーメン屋さんでは、『新500円玉のお客さんは店員に声をかけてください』とメモが張ってありました。小さな券売機でも30万の投資をしなければ交換ができません。

券売機やキャッシュレス決済を導入するメリットとしては、売り上げ計算が楽になった。現金管理の負担感が減ったという話も聞きますので、それらを否定することではありませんが、手数料や券売機改修や新規導入の手数を考えると負担が増えることと商売の大変さを支援する施策の重要性を実感したことでもあります。

さきの予算委員会でも「新硬貨改修にあたり区としての補助も」と求めましたが都などで行う事業をお知らせするという答弁でした。個人商店が商売しやすい社会実現に声を挙げていきます。