物価高、コロナ禍で苦しむ区民置き去り!区民の声で転換を ~長谷部区長の来年度予算編成方針示される 田中まさや議員が、区政リポート9月2日号を発行しました①

安全・安心活動報告渋谷区

長谷部区長の来年度予算編成方針示される

物価高、コロナ禍で苦しむ区民置き去り!区民の声で転換を

区長の令和5年度予算編成方針が、8月24日の幹事長会で示されました。

いま区民は、物価高とコロナ禍に苦しんでいます。日本共産党区議団のアンケートにも切実な声が多数よせられています。(左記参照)

こんな時こそ、税金は、区民に寄り添い、いのちとくらしを守るために使うことが求められています。

ところが予算編成方針の情勢認識では、区民の実情にはまったく触れていません。

「基本方針」では、「令和5年度予算は、不透明な財政状況を想定して経費全体の縮減に努め、行財政運営の持続可能性を確保しつつ、区民が安全・安心に、そして快適に暮らせるよう、デジタル技術を活用した行政サービスを推進していく」と表明。区民の安全・安心なくらしをデジタル化で実現するとの方針だけで、「区民生活を守る」自治体の責任を放棄しています。

分野別の教育では、「学校施設長寿命化計画」(20年間で22の小中学校を建て替える計画)は、「着実に個別計画の策定を進め」るとして、少人数学級に背を向け、学校統廃合を進めようとしています。

福祉分野でも、コロナからいのちを守るための医療機関への支援や保健所体制の強化、区民や中小業者に対して支援の考えも示されていません。

「職員人件費」では、「区の仕事が増加」するとしながら、その対応策を「安易に増員に求めるのでなく」、デジタル化による「効率化」で解決するとしています。これでは福祉、教育や窓口業務など、直接人と接することでしか豊かな行政サービスを実現することができない分野での人材の確保ができなくなります。

私は幹事長会で、物価高やコロナ禍などで苦しむ区民に寄り添い、支援するよう区長に求めましたが、引き続き第3回定例会や来年度予算要望で区民のみなさんの声を届けるよう全力をあげます。

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