能登半島支援災害ボランティアに参加  関西万博中止し、全力で能登半島支援を 田中まさや議員が、区政リポート5月24日号を発行しました⑵

活動報告

能登半島支援災害ボランティアに参加

「震災直後から時間が止まったよう」

関西万博中止し、全力で能登半島支援を

5月14日~16日まで、渋谷地域の有志と日本共産党区議団で、能登半島地震災害ボランティアに参加しました。地域の多くの方から、募金と支援物資をお預かりし、被災地に届けました。ご支援いただきました皆さん、ありがとうございました。

輪島市では、全壊、半壊の建物がほぼそのままの状態で、まるで震災直後から時間が止まったようでした。関西万博は中止して、能登半島に、金も人も資材も集中すべきと強く思いました。

以下、支援ボランティア活動の内容を一部ご紹介します。

  • 仮設住宅に支援物資を届け、要望などの聞き取り

15日に、輪島市門前町の仮設住宅・約100軒を1軒1軒訪問し、お米や水、食料、衛生用品などをお届けしながら、困りごと国や自治体への要望などをお聞きしました。次々と不安や要望が出されました。主なものは下記のとおりです。

・「自宅は全壊。公費解体の申請をしているが、いつ解体されるかもわからない。一刻も早く解体して、再建したい」

・「自宅が全壊だが、預金もなく建て替えの費用が足りるか不安。高齢なので、再建するかも迷っている」

・「生まれながらに生活してきたこの地域で住み続けるためにも、住宅再建や公営住宅の建設など、地域のコミュニティを生かした避難と再建を支援してほしい」

  • 石川県民主医療機関連合会・同健康友の会のお話し

16日には、石川県民主医療機関連合会(石川県民医連)会長の杉本満さんから、被災直後の状況や現状についてお話をいただきました。その一部をご紹介します。

・被災直後の避難所は雑魚寝やマイカー避難など、劣悪な状態で、その後、2次避難(域外避難)でホテルや身寄りの所など、能登の人口の7割が域外に避難したが、支援や復興にひずみを生んでいる。

・介護施設が被災して、県外の施設に移送されたが、その後どうなったかもわからない。

・福祉避難所は、施設被害、断水、職員不足などで、指定していた2割しか稼働できなかった。

・輪島市や珠洲市では、マンパワー不足で、いまでも介護施設の4割が稼働できていない。

・「友の会」では、輪島市の会員2600世帯全員を、避難先まで訪問してきた。仮設や避難先での健康や介護度の悪化が危惧され、ボランティア団体も含めた支援が必要。

※写真等は、pdfファイルでご覧ください。

区政リポート2024.5.24docx