神宮外苑視察へ(7月28日金)
2023年7月28日金曜日。午前9時半銀杏並木前集合。酷暑の中、田村智子参議院議員や吉良よし子参議院議員を先頭に総勢30名ほどで神宮外苑再開発の視察へと向かう。
明治神宮外苑は明治天皇崩御の後、国民の憩いの場となることを目的として整備された近代日本を代表する西洋式庭園です。<神宮外苑志出典>
現地に到着すると目に入るのはすでに景観を乱している伊藤忠のビル(現在90m)。
「樹木は生きている!」ここを歩くと生命の息吹を感じます。しかし中にはすでに枯れてきているいちょうも。枯れている理由はわからないとのことですが、命を守ろうと多くの方が力を尽くしています。
神宮球場の前はこんなに高いフェンスが…異様な光景です。この日は高校野球の東京大会の試合が行われていました。
秩父宮ラグビー場。ここは日本スポーツ振興センター(JSC/文科省の独立行政法人)が管理運営する施設。誰もが知るラグビーの聖地です。老朽化の為建て替えが必要だといいますが、だとしたら開発とは関係なくアスリートファースト、利用者ファーストで現地で建替えればよいことです。天然芝のフィールドを人工芝にすることのどこがアスリートファーストでしょうか?収容できる観客数を大幅に減らすことのどこが多くの方にラグビーを観て知ってほしいでしょうか?ラグビーの聖地が屋根付きのイベント会場に成り下がることについて、スポーツを振興する立場でものを言ったのでしょうか?
JSCの説明はひどいものでした。「お金がないから独自で改修できない。だから再開発と一緒くたに整備してもらったほうが良い。天然芝は毎日手入れが必要で利用できない日が多くなる。整備後の運営についてはPFI事業者が決めることだから自分たちは知らない。」と。
天然芝の今の秩父宮ラグビー場を守るためにも再開発の計画は見直すべきです。