【さわやかレポートNo.77】工事請負契約の改善が実現

発行物葛飾区都議会

和泉なおみの「さわやかレポートNO.77」発行しました。

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NO.77 2023.02

 

 

和泉都議が尽力

工事請負契約の改善が実現

中小建設業の要望を受けて

 

ロシアのウクライナ侵略と、アベノミクスの失敗による円安が重なり、急激な物価高騰が起きています。

なかでも長い工期にわたる公共事業を受注している中小建設業は、原材料の値上がりによって危機にたたされています。

和泉なおみ都議は昨年七月に葛飾区建築協会と懇談しましたが、その際、中小建設業の実情と「都の公共事業の受発注のやり方を、実情に合うよう改善してほしい」という要望を受けました。

それは公共事業をいったん受注してしまうと、どんなに物価が高騰しても工事が始まってから九ヶ月経たないと契約金額の変更は認められない。しかも契約金額の変更が認められても九ヶ月以降の分だけで、それまでに生まれた赤字は、受注した建設会社が受け入れるしかない、というのが現状だからです。

和泉都議はさっそく、日本共産党都議団と相談して、九月都議会の日本共産党代表質問にこの問題を折り込み、中小建設業を守るように都に迫りました。

そして和泉都議はその後も都と折衝をつづけてきましたが、このほど都は契約条件を変更することになりました。

それは人件費を含めて物価が1%以上上昇したら契約金額を見直す、というものです。しかも見直しは契約時点にさかのぼっておこなわれることになりました。

和泉都議が二月一日に行われた建設協会の新年会に出席して、このことを報告したところ、みんな「よかった。これは大きいことですね。和泉さんとはひきつづき懇談したいですね」とよろこばれました。

 

 

 

足立区中央本町

地域体育館を視察

 

いま、葛飾区は新小岩の私学共済運動場を買収して一五、〇〇〇人の観客を収容できるサッカースタジアムの建設計画をすすめています。

しかし、区内には住民が気軽にスポーツをたのしめる各地域の体育施設がありません。

昨年、和泉都議と葛飾区体育協会が懇談した時に、体育協会から身近なところで利用できる地域体育館が欲しい、という要望が出され和泉都議と意見が一致しました。

そこで和泉都議は、地域ごとに体育館をつくってきた足立区を、一月一三日に視察しました。

足立区では区内を九つの地域に分けて計画的に体育館をつくってきました。計画がつくられたのは一九八一年(昭和五六年)で、その特徴はどこも図書館が併設されていて、生涯学習センターとして位置づけられていることです。

はじめは区の直営施設でしたが、その後、指定管理者制度が導入され、民間委託となります。しかし民間委託の際、社会教育主事の配置が条件づけられたことも特徴です。

したがって体育館は単なる「貸し館」ではなくて、絶えず地域住民のスポーツ要求を掘り起こすことが追及され、運営されています。

和泉都議が視察したのは足立区中央本町地域体育館でしたが、施設利用率は年間をとおして九割を超えているとのことでした。

視察には木村ひでこ区議、中江秀夫前区議、元葛飾区職員の細谷正幸さんが同行しましたが、お隣の区のすぐれた業績に学んで、巨大施設ばかりに目をむける葛飾区政にも住民の目線で地域体育館をつくらせる必要があると意見が一致しました。

 

 

 

和泉都議

予算特別委員会委員として論戦にのぞむ予定

二月一五日から都議会定例会

 

東京都は一月二七日、来年度予算案を発表しました。予算規模は過去最高の八兆四一〇億円、特別会計、公営企業会計を入れると一六兆八二一億円となりました。

〇~一八歳の月五〇〇〇円給付や第二子保育料無料化などが含まれていますが、水道料金の減免拡充や都営住宅の新規建設などはありません。

和泉なおみ都議団幹事長は談話を発表し、「運動と論戦の成果も含まれているが、全体としては都民に寄り添うものになっていない。日本共産党都議団は条例提案や予算組み替え案などを提案し全力を尽す」と述べました。

予算都議会(第一回定例議会)は二月一五日から三月二四日まで行われますが、和泉都議は予算特別委員会の委員として論戦にのぞむ予定です。

 

 

 

次の文書質問

「公衆浴場問題」を予定

 

和泉都議のつぎの文書質問は、公衆浴場問題を予定して準備をすすめています。

公衆浴場(銭湯)は減少をつづけています。経営難と後継者不足が原因です。

葛飾区内でも二〇〇八年には五四軒あった銭湯が現在は二四軒になっています。常磐線以北の水元地域では銭湯はゼロ、新小岩・奥戸地域も七軒あった銭湯が二軒になっています。

特に困っているのがヒートショックや熱中症などで自宅風呂で死亡事故が心配されている高齢者です。近所に銭湯がなくなり、他区の銭湯を利用せざるを得ない人も増えています。

ところが公衆浴場支援策は区によってまちまちです。例えば「入浴券」も使用できる年齢は六十歳以上が四区、六五歳以上が十一区、七十歳以上が八区といった具合です。

葛飾区は七十歳以上で、江戸川区は六十歳以上です。葛飾区の高齢者が江戸川区の銭湯を利用しても「入浴券」は使えません。

そこで和泉都議は広域的行政に責任を負うのが東京都であり、区をまたいで銭湯を利用できるように問題を解決すべきではないか、と提起する予定です。公衆浴場支援対策は、中小企業対策であるとともに「福祉対策」として位置づけることが必要ではないかと問題提起する予定です。

 

 

 

なおみのさわやかエッセー

 

着物が大好き

おばぁちゃんっ子だったせいか、子どものころから着物が大好き。若い頃も、祖母が縫ってくれた木綿の着物や浴衣をよく着ていました。高校の被服の授業で縫った浴衣は、今でも捨てられず、大事にとってあります。

けれども、貧しかったので、新しく着物をつくることなど到底かなわず、自分で着物が買えるようになったのは、40歳を過ぎてから。

もちろん、着付けを習うお金も時間もなく、独学です。でも、着物を着ると気持ちがピシッとして、背筋がのびて、そのうえ気持ちが和らぐのを感じます。

帯や帯締め、帯揚げを着物に合わせて選ぶのも楽しい。もともと針仕事が好きなので、半襟を縫うのも嫌いじゃありません。

叔母からもらった着物も、自分の寸法にあわせて直しがきくのは、平面裁ちの着物だからこそ。

昔、日本共産党の小笠原貞子さんが、着物で国会の質問に立っていた姿にならって、いつかは私も着物で都議会の質問に立ちたいと、密かに思っているのです。

 

 

 

幹事長日誌

1月11日 予算特別委員会チーム会議

伊豆大島椿まつり訪問対応

東京土建葛飾支部新春のつどい

12日 葛飾区商連新年賀詞交換会

13日 足立区体育館視察

葛飾区体育協会新年懇親会

14日 金町消防団始式

17日 都議団都市チーム会議

都議団三役会議

20日 予算特別委員会チーム会議

救急車の転倒事故について消防庁から聞き取り

21日 インボイスについての聞き取り調査

葛飾区医師会功労者表彰(ZOOM)

23日 一般質問(原純子都議)の聞き取り調査

定例会前懇談

スライド条項について財務局から聞き取り

在日本朝鮮東京都商工会新年会

都議団中小企業チーム会議

24日 都議団都市チーム会議

堀切商店連合会合同新年会

26日 予算大綱説明

警視庁・消防庁予算について聞き取り

27日 都議団役員会

予算への都議団談話発表

一般質問(原純子都議)の聞き取り調査

神宮外苑問題会議

28日 高齢者クラブ連合会新年会

30日 消防団運営委員会の事前説明(金町消防署)

予算特別委員会チーム会議

31日 都議会連絡調整本部会議

都議団中小企業チーム会議