【さわやかレポートNo.78】予算特別委で論戦

発行物葛飾区都議会

和泉なおみの「さわやかレポートNO.78」発行しました。

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NO.78 2023.03

 

 

和泉都議

予算特別委で論戦

都民に背をむけた小池都政の姿が浮きぼりに

 

和泉なおみ都議は三月七日、予算特別委員会で日本共産党を代表して総括質疑を行いました。

和泉都議は学校給食無償化への都の補助、高齢者への聞こえの補助拡充など切実な都民要求実現をもとめました。また、都立若洲ゴルフ場利用の一部政治家の口きき問題、三〇〇〇本の樹木伐採と秩父宮ラグビー場がなくなる神宮外苑再開発、都幹部職員がいるところで五輪談合が行われた疑惑、公正性が疑われているにもかかわらず受験生や区市町の教育委員会の声を聴かずに強行した英語スピーキングテストなど多岐にわたる問題をとりあげ論戦しました。

この質問で学校給食、聞こえの支援については貴重な前進をかちとることができましたが、小池都政が歪めている他の問題については、都は無責任な逃げ答弁に終始して、小池都政が都民に背をむけ、一部政治家や大企業のいいなりになっている姿が浮きぼりになりました。

 

 

学校給食

「都が区市町村へ補助することは法的に可能」

 

学校給食の無償化について和泉都議は「葛飾区はいち早く給食無償化に踏み出しました」ときり出し、無償化を喜ぶ親たちの声や先生の声を紹介しながら学校給食法第十一条は、食材費などの負担を保護者に義務づける規定ではない、と明らかにして「区市町村立小中学校の給食費の保護者負担について都が市町村に補助を行うことは法的に可能だと思うがどうか」と質問しました。

これに対して都教育長は「昭和二九年に発出された文部省事務次官通達では学校給食法等について『児童の給食費の一部を補助するような場合を禁止する意図ではない』とされている」と答弁しました。

 

 

聞こえの支援

「今後、効果的な施策を検討したい」と答弁

 

和泉都議は「聞こえの支援」について「高齢化がすすんでいる東京でますます力を入れていくべき課題だ、都内で補聴器購入費への補助を行う区市町村が増えているが、さらに実施を増やし内容を充実させていくために東京都の役割が重要だ」と指摘し、「加齢性難聴の早期発見や、補聴器利用の促進を図ることが重要だと思うがどうか」と質問しました。

これに対し都は「今後、区市町村や専門家などの意見を聞きながら効果的な施策を検討したい」と答えました。

和泉都議はさらに「よりよい制度にするために医師会や耳鼻咽喉科頭頚部外科学会などから意見を聴いて検討することや、早期発見のための健診や相談支援、適切な補聴器の調整が行われるための仕組みづくりなどの検討をもとめました。

 

 

 

都政報告会を行います

と き 4月2日(日)午後2時

ところ シンフォニーヒルズ別館

ラベンダー

久しぶりの報告会です。

ぜひ、ご参加ください。

 

 

 

和泉都議の文書質問

「水元公園加用水、大場川の整備」都が回答

 

和泉都議は昨年十二月都議会で、水元公園の加用水の整備と大場川の堤防整備について文書質問を行いましたが、このほど回答が行われました。

 

 

水元公園加用水

整備のため雨水排水を止める工事をすすめています

 

水元公園の加用水は、かって葛飾区内に縦横につくられていた小合溜を水源とする農業用水路が唯一残った歴史遺産ですが、近年はゴミが堆積するばかりのドブとなっていました。

和泉都議は加用水をきれいな水路として復元するように、二回にわたって文書質問を行い都に要望、その結果、都は加用水の整備に着手することになりましたが、昨年九月には加用水・水元公園中央水路をつなげて〝水の軸〟をつくり、江戸川から小合溜、みさと公園、江戸川河川敷への移動を可能にする「水元公園マネジメントプラン」を発表しました。

今回の文書質問は三回目となりますが、これまでの経緯をふまえて「加用水の雨水排水を止める工事はどこまですすんでいますか」、「〝水の軸〟をつくるというなら水元公園の西側に位置する大場川との連続性を加えれば「水の都・東京」を代表する豊かな景観がつくられるのではないか」と問題提起したものです。

これに対して都は、「加用水の改修整備に必要な排水系統の見直しについては令和三年度(二〇二一年度)に設計が完了し、現在、排水管設置工事に着手したところ」と回答し、「ひきつづき加用水への雨水排水を止める工事をすすめてまいります」としました。

 

 

大場川改修

しゅんせつについても適切に対応

 

和泉都議の大場川の整備についての文書質問は二回目となります。和泉質問が契機となって都が大場川の測量や地質調査を開始することが実現し、その動きをふまえての再質問です。

和泉都議は大場川の堤防強化と水辺環境の整備はどのような方向をもってすすめるのか、と問いましたが都は「堤防の強化は高潮対策と耐震対策のためであり、水辺環境については生物の生息空間を維持するとともに、豊かな自然環境を現存しているヨシ原を保存する」と回答。さらに大場川の現状は泥などの堆積により河床があがり、流木なども水面に表出している状況だ。船舶などが放置されている。しゅんせつについて検討すべきだと質問しましたが、「大場川においては今後とも堆積土の調査を行い適切に対応します」と回答しました。

 

 

 

なおみのさわやかエッセー

 

弥生三月はおこもり月

春らしい、あたたかな日が少しずつ増えてきました。もうじき桜のつぼみもふくらみ始めるでしょう。卒業式で別れに涙しても、新たなスタートに向かって希望が気持ちを明るく照らす、そんな季節ですね。

ご招待いただく卒業式での光景に、見ているこちらも気持ちがやわらかくほどけます。

けれども、すぐに現実に引き戻される予算議会の真っただ中。約一か月半にわたる第一回定例会は、猛烈な忙しさに季節を感じる暇もなく、断続的に徹夜も続きます。激しい議会闘争に眉間のしわも深くなり、気づけば桜は散って、議会が終わるころには季節が変わっている…。

それでも、時折「あぁ、こんな花がもう咲いてる」と気づく瞬間や、夜、冴え冴えとした月が出ていても寒くはなくて「春なんだなぁ」と感じるとき、理由もなくうれしくなったりします。

今年も私の弥生三月は、議会におこもりの月ですが、小さな春を見逃さないようにしたいと思います。

 

 

 

幹事長日誌

2月 1日 一般質問準備の支援

都政新報インタビュー

3日 コロナ五類移行に対する申し入れ

6日 葛飾区消防団運営委員会

7日 ライフワークバランスEXPO東京2023

8日 議会運営委員会理事会・委員会

都議団弁護団会議

9日 国民健康保険運営協議会

10日 朝鮮学校に通う子どもたちの人権を守るための要請行動

14日 都議会連絡調整本部会議

15日 議会運営委員会理事会

都議会定例会開会

16日 テレビ東京 各会派代表者討論番組収録

17日 MXテレビ収録

議会運営委員会理事会

革新都政をつくる会定期大会

21日 本会議(代表質問)

22日  〃 (一般質問)

24日  〃 (一般質問)

3月 1日 議会運営委員会理事会・委員会

条例提案記者会見

2日 本会議(中途議決)