【さわやかレポートNo.80】中小企業対策の現状を聴取

発行物葛飾区都議会

和泉なおみの「さわやかレポートNO.80」発行しました。

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NO80 2023.05

 

 

和泉なおみ都議は先の統一地方選挙では日本共産党勝利のために都内各地を駆けめぐって奮闘しましたが、その間、寸暇をぬって葛飾区内の懸案問題の解決や、ものづくりを中心とした中小企業対策のための政策・調査活動にとりくみました。

 

 

墨田区産業観光部を訪問

「すみだモダン」のとりくみを聴く

気になるものづくり継承行政の後退

 

和泉都議と三小田准一区議は4月14日墨田区産業観光部を訪問し、墨田区の中小企業対策の現状を聴取しました。

和泉事務所中小企業対策チームは東京東部のものづくり工業の現状をもう一度とらえなおそうと近隣区や区内の街工場への訪問活動を計画していますが、墨田区訪問はその一環です。

墨田区はスカイツリー開業による観光客の増加を見込み、2009年から日常生活用品や飲食店などのすぐれた商品の「すみだ地域ブランド戦略」を開始し、その後名称を「すみだモダン」と変更、2021年からは持続可能性や多様性など、その商品が社会にどんな働きかけをしているのかという新たなコンセプトも加えた戦略へと発展させています。

確かに区として「すみだモダン」の販路拡大のために専門の店舗販売、ホテルでの使用、デザイナーとのコラボ、展示会、インターネット展開などに力を入れていますので、学ぶものがあります。

ただ2016年に「すみだ中小企業センター」を廃止し、これまでの町工場をふくめた中小企業全体のものづくりの継承が弱まっているのではないかということは気になるところでした。

 

 

杉野ゴム化学工業を訪ねる

「区内の中小企業をもっと知って」と杉野社長

 

和泉都議と三小田区議は4月18日深海探査機「江戸っ子1号」の開発に携わり自社製品が葛飾ブランドに認定されている白鳥1丁目の杉野ゴム化学工業所からものづくりについて伺いました。

杉野社長は「ものづくりが伝統産業のような扱いになっているのは、日本の産業構造としてよくない」と延べ、ものづくりの楽しさ、意義についての理解を深めるために、小学校での体験学習、また、区内の高校を卒業しても区内での就業率が低いことから、東京都産業教育連合会と連携して区内中小企業の姿を知ってもらう努力をしているとのことでした。

現在、商工会議所が中心となって葛飾ブランドの認定企業の集まりを持ち、デザイナーをよんでの研修、特に若手を中心にした集まりにしたいと語っていました。行政に対して、賃上げのために1年~2年の間だけでも給料の4分の1ほどの助成、産学公連携をもっとすすめるための体制強化、学校教育にものづくりの実践的な位置づけ、区の担当者がせっかく慣れてきたときに人事異動になるので見直してほしいなど、「中小企業の実態をわかってもらうためにも役所の改革もしてほしい」との要望が出されました。

 

 

 

水元公園の菖蒲田の実情を聞く

桂造園と懇談

 

もうすぐ菖蒲の季節です。

葛飾では堀切菖蒲園と水元公園で菖蒲まつりが開かれて賑わいます。

ところが堀切と水元の菖蒲をくらべると、どうも水元公園の菖蒲が見おとりするのが、菖蒲まつりを主催する葛飾観光協会の悩みです。和泉都議はこの問題を解決するために昨年から区公園課や都公園協会からの聴きとり調査を行ってきました。

その結果わかったことは堀切菖蒲園の菖蒲田と水元公園の菖蒲田では面積が10倍も違うのに、区と都が菖蒲田の維持・管理のために支出している金額は同額だ、ということでした。つまり水元公園に支出されている費用は実質的には堀切菖蒲園の10分の1ということになります。

そこで和泉都議と中江秀夫前区議は四月一二日、堀切と水元の菖蒲田の管理を請負っている区内亀有の株式会社桂造園を訪ねて実情を聴きました。

すると菖蒲は水の管理が難しいのですが、水元の場合は小合溜から水をひいているので夏場は水路がお湯のようになり、面積が広いので高さや流れが統制されていないこと、そのための工事計画を要望しているのですが、都からは五年から十年はかかるといわれていることなどがわかりました。

和泉都議はひきつづき問題解決のために、都との折衝をつづけていく予定です。

 

 

 

なおみのさわやかエッセー

 

選挙応援で大島へ

7時10分に家を出て、8時50分発の高速船で大島へ。1時間40分の船旅は、全然揺れることもなく快適。お昼は、用意していただいたお弁当を、地元の方のお宅で一緒に。畑で採れたという明日葉の胡麻和え、さやえんどうなども出していただき、しばし和やかに懇談。

都内に住んでいた仲間五人で移住してきたという方たちが住むその家は、リビングがとても広くて天井が高く、開放的な玄関からリビングまで気持ちのいい風が吹き抜けます。

島の移動のために車を運転してくれた方も、島の歴史、活動の歴史を紹介する資料をたくさん用意して、車の中でいろんな話をしてくれました。

何が楽しいって、初めての方たちなのに、志を同じくしているという安心感、信頼感で話が弾むこと。帰りには、たくさんの野菜と明日葉の胡麻和えも、お土産にいただいて、ほっこりした気持ちの混じった心地よい疲労感で帰途につきました。

 

 

 

幹事長日誌

4月 3日 都幹部の会派挨拶への応対

4日 墨田区へ選挙応援

8日 西多摩・青梅街頭演説

9日 墨田区へ選挙応援

11日 大島へ選挙応援

12日

~15日 墨田区へ選挙応援

16日 国分寺、墨田で告示第一声

17日 墨田地区委員会 決起集会であいさつ

18日 国分寺へ選挙応援

20日

~22日 墨田の選挙応援

27日 江東区長告別式

28日 都議会連絡調整本部会議

5月 1日 メーデー