【さわやかレポートNo.81】ひきつづき”ものづくり中小企業”の実情調査
和泉なおみの「さわやかレポートNO.81」発行しました。
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NO.81 2023.6
和泉なおみ都議と和泉事務所中小企業チームは、ひきつづき東京東部のものづくり中小企業の実情調査活動をつづけています。
五月一七日には荒川区の、五月二五日には葛飾区のそれぞれの中小企業対策担当と懇談を行いました。
葛飾区
工場数が四分の一に激減
葛飾ブランド認定・見本市開催などにとりくむ
葛飾区との懇談は区側から三山商工振興課長・橋本産業経済課長・中島観光課長と三人の課長が出席して行われました。
葛飾区は中小企業のまちです。
工場数は二三区中、太田、墨田につづいて第三位。一事業所あたりの従業員が少ない小規模町工場多いのが特徴で、日用品、生活雑貨などを中心とする工業集積地域です。
しかし、一九七九年に八一五三工場あった区内の町工場は二〇一六年には二一三一工場とじつに四分の一に激減しています。
葛飾区はこうした事態をうけて、区内の工場に開発された製品や技術を「葛飾ブランド」と認定して毎年これを「町工場物語」という七〇ページほどの冊子にし、PRしています。
冊子は区内在住の漫画家が、工場を探訪して、新製品・新技術の開発にいたる過程をストーリーマンガにして紹介するということがメインで、そのほか最新号ではサッカー南葛SCのメンバーが工場見学をする企画もあり、なかなか工夫されています。
また葛飾区は二〇一五年から毎年有楽町の国際フォーラムで「葛飾区町工場見本市」を開催しており、二〇二二年からは四半期ごとの景況調査を実施しています。ただ、こうしたとりくみが区政の重要な戦略として位置づけられていないきらいがあります。
葛飾ブランド企業の力をさらに生かすことや景況調査でつかんだ課題に正面からとりくむ対策が必要だ、と感じさせられました。
荒川区
区が専門家を直接雇用して支援策を探求
荒川区には九年前に訪問した時に話を伺った「MACC(マックプロジェクト)」がその後どうなったのかを聞くことが、今回の訪問の目的でした。
「MACC」とは「ものづくり荒川シティクラスター」の頭文字で、区内全体を牽引するものづくり集団をつくっていくために、区が四人の専門家を直接雇用し支援策を探求すする、というとりくみのことです。昨今は、なにかというと民間のコンサルタントに「委託」してお茶をにごす自治体が多いなかで、直接区が責任をもって中小企業支援策を探求するという行政の姿勢に注目したからです。
今回、訪問してみると現在も同じ体制を維持していること、当初五〇社ほどで出発した企業集団は一〇〇社にまで拡大していること、深刻な後継者難を克服するための若手起業家グループ「あすめしの会」(明日の飯は自分たちでつくる)は、独自に発展し、下町サミットを開催するようになっていることなどがわかりました。
さらに商業支援として中小企業診断士二人を直接雇用し、商店街・個店への支援を行い、法律・税務・人事労務・知財・IT関連などの特定分野ごとの専門家を年度内一〇回まで無料派遣する支援も実施していました。
工業・商業ともに専門家による支援体制を強化し中小企業に寄り添ったとりくみをしていることが教訓的でした。
都営住宅での
電気代補助など申し入れ
5月23日、日本共産党都議団は、度重なる電気代の値上がりで、大きな影響を受けている都営住宅の自治会の負担軽減のために、共用部分(廊下や階段など)のLED化計画を前倒しして早急に実施すること、電気代への補助を行うことを申し入れました。また、公社住宅でもLED設置を進め、未設置の住宅は、共益費の負担軽減を公社に要請するよう、あわせて求めました。
和泉都議
岩槻街道事故多発地点
安全対策を亀有警察に提案
2月10日に岩槻街道東水元5丁目2番先で、車が歩道との境界に建てている鉄柱に衝突し、ガラスの破片などが散乱するという事故がありました。この場所は、繰り返し事故が起こっているところです。
和泉なおみ都議、中江秀夫前区議は地元の方々といっしょに4月17日に亀有警察を訪れ安全対策を要望、提案しました。亀有署からは貴田章交通課長代理、河野彰徳同交通規制係担当係長、児玉孝之警視庁総務部企画課庁務第二係主査が対応しました。
和泉都議は大場川付近(戸ヶ崎方面)から水元5丁目三差路までの「制限速度」表示がまちまちなので、「30キロ」に統一すること。制限速度30キロの表示をより分かりやすくすること。「事故多発地点」などの看板等を設置して、スピード抑制をはかることなどを提案しました。
また、事故多発地点の前後にある交差点の信号機を手押しから自動にし、いつでも青信号ではなく定時に赤信号になることでスピード抑制になると求めました。亀有警察側は、「本庁が所管することが含まれているので検討するよう警視庁に伝える」とこたえました。
なおみのさわやかエッセー
グリーンかゴールデンか
スーパーの青果売り場にも並んでいるキウイフルーツ。ビタミンCが豊富で、食物繊維、カリウムなど10種類もの栄養素が手軽に取れることから、人気の高いフルーツです。
私は、ゴールデンも好きですが、二男はグリーンが好き。スーパーでは、いつもたくさん並んだキウイの前で、どちらを買おうか、しばらく悩んでしまいます。かわりばんこに買えばよいだけの話ですが、そこは「三つ子の魂」。貧しい子ども時代を過ごした私には、果物を買うことは今でも「ちょっとぜいたく」の気分。キウイフルーツに限らず、果物は「買おうかな、どうしようかな」なのです。
ですから、たぶん、人一倍果物を食べる時の喜びは大きいのではないかと思っています。果汁が口いっぱいに広がる瞬間は、幸福感に包まれます。
今日も、「グリーンにしようか、ゴールデンにしようか」「10個のパックにしようか、バラ売りを買おうか」と悩んで、「よし、グリーンの10個パック」
追熟させて甘くなったら、いただきましょう。
幹事長日誌
5月 2日 都議団三役会議
9日 新宿の灯りを守る会と意見交換
11日 都議団三役会議
12日 山添参議院議員・吉良参議院議員・笠井衆議院議員との意見交換
13日 愛らんどフェアオープニングセレモニー
14日 日比谷公園再整備の議員学習会
18日 自民党幹事長と意見交換
19日 都議団三役会議
24日 高輪築堤について聞き取り
25日 定例会前懇談
神宮外苑問題・JSCの国会レク
26日 都議団三役会議
27日 消防庁・江戸川区合同防災訓練
28日 東難連総会であいさつ
30日 議会運営委員会理事会
〃委員会
6月 1日 都議団三役会議
2日 警察消防委員会
MXテレビ常任委員会各会派代表のインタビュー収録
自民党議員と議会のあり方検討会について意見交換
都政新報社インタビュー