【さわやかレポートNO.86】神宮外苑見学会/葛飾区薬剤師会と懇談
和泉なおみの「さわやかレポートNO.86」発行しました。
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NO.86 2023.11
党後援会が「神宮外苑見学会」
「この再開発計画がいかにひどいか、よくわかった」
和泉都議が案内・説明
10月18日、葛飾区日本共産党後援会主催で「神宮外苑見学会」が行われました。
千駄ヶ谷駅に13時集合で40人が集まり、和泉なおみ都議の案内で1時間余りのウォーキングでした。
和泉都議は、はじめに国立競技場の建て替えで高さ制限を撤廃したことで、道路を挟んで立つ高さ50メートルの「三井ガーデンホテル」の建設が可能になったことを説明しました。
聖徳記念絵画館前の軟式野球場の前では、野球場の名前にも使われている「大銀杏」の前で「この大銀杏も伐採の対象です」と。
銀杏並木を歩きながら、ここから8メートルの場所に新しい神宮球場の高い塀が建設されます。高さ約20メートルの銀杏並木は、その1.5倍くらいの長さで地中に根を張っている。新神宮球場の建設によって、根に深刻な影響を与えると専門家が指摘していますと、説明。
参加者は銀杏並木を青山通りまで歩き、高さ90メートルの伊藤忠本社ビルを仰ぎ見て、これが190メートルになり、神宮球場の西側には三井不動産の複合ビルが185メートルの高さでそびえたつことになる、との説明に驚きの声を上げました。
和泉都議は、最初に再開発の計画を森喜朗氏に持ち込んだのも、公園を再開発のタネ地にできる「公園まちづくり制度」を作ったのも、風致地区の規制を緩和するよう新宿区に求めたのも東京都だと、都の姿勢を厳しく指摘しました。
最後に和泉都議は、ぜひ、周りの人に伝えていただき、さらに運動を大きく広げていきましょうと訴え、参加した人からは、「この再開発計画がいかにひどいか、よくわかった」と感想が寄せられました。
「街場の薬局はいつも地域をみています」
葛飾区薬剤師会と懇談
和泉なおみ都議は十月十二日葛飾区薬剤師会との懇談を行いました。
当日は薬剤師会から佐々木武志会長をはじめ、三輪博氏、秋山宗一郎氏、紀藤寿雄氏、森耕司氏と役員のみなさんが揃って、それぞれの仕事を終えて集まっていただき、午後八時三十分から十時すぎまで熱心に対話が行われました。
薬剤師会からは現在の深刻な薬剤不足問題の説明がありました。
薬剤に関わるさまざまな付属材料の価格高騰に加えて、政府のきびしい薬価切り下げ政策がからんでいること、これに加えて長期にわたるコロナ対応生活で子どもたちの免疫力が落ちているせいか、夏場にインフルエンザが流行するという状況が生まれているという複雑な背景が語られました。
「このままでは十二月から一月にかけてのインフルの山場をのり越えられるのか、心配です」との声に和泉都議は「問題が国政に関わることなので、この懇談で教えていただいた情報を党国会議員と共有して対応を考えたい」と述べました。
懇談はマイナ保険証問題など多岐にわたりましたが、かかりつけ薬剤師問題に関連して会からは「私たち街場の調剤薬局は、大型チェーン店とはちがい、いつも地域をみている。お薬手帳を通じてひとりひとりとつながっている。しかし街からは個人商店が消えつつあるのが実態です。このほうが大きな心配です」と、薬剤師会として地域をささえる役割と抱負が語られ和泉都議も共感を深くしました。
和泉都議が農家訪問
和泉都議は、三小田准一区議、中江秀夫前区議等とともに、10月26日に葛飾区内の農家を訪問し、猛暑の影響などについて聞き取りを行いました。一軒一軒それぞれの特色があるなかで、継承者の問題や気候変動による作付けの課題などが語られました。
Kさんは、「夏の異常な暑さは今後も続く見通しで、農作業は大変過酷で困難な状況になっている。子どもに跡を継いでくれとは言えない」と後継者の課題を語ります。
Oさんは、今年は芯くい虫(ハイマダラノメイガの幼虫)が多く、8月の熱い中、ネットの中で作業をすることで被害を防止したとのことです。包装資材も軒並み値上がりして経営は大変ですが、親の世代が守ってきた農地を、守り続けていくという使命感や市場に出した野菜への評価が励みで、おいしいものを届けたいという気持ちがやりがいになっています。
また、Sさんは三郷市、野田市にも田畑があり、水道を引いていない離れた場所で作業をする農家は、車にタンクを積んでいつも以上に頻繁に水をまきに行ったり、天候の急変があったりしたときの対応に苦労しています。
また、気候変動で野菜の作付のローテーションを変えなければならず、畑を有効に使うために全体の見直しが必要になっているとのことです。
果樹観光農園が評判のSさんも5年前と比べても全体のローテーションが全く変わってきていると語ります。
けれども、自分たちのような若い世代が楽しんでやらないと、次の世代がついてこない。どう楽しんで農業をやるかが大事だと、展望を語ってくれました。
貴重な都市農業を守り、営農を支えるために求められている支援を現場に学び、都政にいかすために引き続き調査を進めていく予定です。
なおみのさわやかエッセー
柿の木とイチジクの木
子どものころに住んでいた家の庭には、柿の木とイチジクの木がありました。柿は焼酎につけて渋抜きをしたり、皮をむいて干し柿に。
今は大好きですが、子どものころはリンゴや梨、ミカンが食べたいのに柿ばかり。しかも、物置にある柿を取りに行かされるのは、暗くて怖くてとても嫌だったことを覚えています。
イチジクの木には、よく登って、熟れた実をもいで食べていました。大人になってから、妹に「お姉ちゃんはいつも木に登って食べて、木に登れない私たちには少しだけ上から投げた。まるで「さるかに合戦」みたいだった。」と言われたことがあります。そんな意地悪なことをした記憶は、私には全くないのですが…。
母には「登るなら、ぽきっと折れる柿の木ではなく、しなるイチジクの木にしなさい」とも言われました。おてんばで、特に木に登るのが好きだったので。
柿やイチジクで記憶を呼び起こされる、
子どものころのお話です。
幹事長日誌
10月 9日 日本共産党墨田後援会総会で都政報告
10日 東友会、折りづるの子、予算要望懇談
11日 マイナ保険証問題署名国会提出、省庁交渉
学校プール調査記者会見
12日 高島なおき氏告別式
13日 小笠原町議会来訪
17日 私学振興予算要望期成大会
21日 全国女性消防操法大会
24日 給食費無償化対政府交渉
27日 リニア国会レク
31日 公営企業決算特別委員会全局質疑打合せ
各会計決算特別委員会全局質疑打合せ
神宮外苑議連、国会議連との意見交換