【さわやかレポートNO.88】水元公園の菖蒲田/若者のためにスケートボード広場を

発行物葛飾区都議会

和泉なおみの「さわやかレポートNO.88」発行しました。

↓クリックするとpdfデータが表示されます。

NO.88 2024.01

 

水元公園の菖蒲田

「改善の方向で検討」

和泉都議文書質問に都が回答

 

葛飾区の花はハナショウブです。

葛飾区では毎年、堀切菖蒲園と水元公園で「葛飾菖蒲まつり」が同時開催され、区内外から多くの人たちが集まり、みごとなハナショウブの美しさを楽しむことが恒例となっています。

ところが近年、水元公園の菖蒲が堀切菖蒲園と比べて生育状況が悪く、見劣りがするということが問題になっていました。

「なんとかならないのか」という声が和泉都議に寄せられていました。和泉都議は葛飾区内東京都の担当部署や、仕事を請け負っている造園業者と面談し、調査してきました。

その調査を踏まえて和泉都議は昨年の九月議会で「こうすれば改善できるのではないか」という提案をふくめて文書質問を行い、このほど都から「改善の方向で調査し、検討する」という回答がありました。

 

「水温を保つ井戸の設置を」

と具体的提案も

 

そもそもハナショウブは水の温度によって疫病にかかりやすかったり、株分けのタイミングの見極めなど、その育成には高度な専門性が求められます。

ところが近年の地球温暖化にともない水元公園の菖蒲田の場合は、小合溜から延々とひいてくる水の温度が高く上がりすぎること、また堀切菖蒲園が三年で株分けを行っているのに対し、水元公園のそれは五年から六年で株分けをしていること、などが和泉都議の調査でわかりました。

そこで、和泉都議は「適切な水温を保つために井戸を掘ること、株分けのタイミングをもっと早めること」など、具体的な提案を行いながら水元公園の菖蒲田の改善をもとめました。

これに対し都はハナショウブの育成改善のための水質・土壌等の調査をすでにはじめていることを明らかにし「調査を踏まえて菖蒲田改修の基本設計を進め、必要な対策を検討します」と回答しました。

ちなみに水元公園の菖蒲田は広さ約9000平方メートル、100種類、約二〇万本の菖蒲があります。

 

 

第四回定例都議会

全都に給食無償化を 扉が開く

 

十二月二十日に第四回定例都議会が終了しました。

今定例会で小池知事が高校授業料の実質無償化や学校給食費の負担軽減に踏み出すと表明したことは重要な前進です。

学校給食費無償化についてはすでに二三区がすべて実施することになったものの、財政力の違いにより新たな多摩格差がひろがっています。都内のすべての自治体が無償化に踏み出すためには東京都の補助が必要です。

わが党の繰り返しの要求と条例提案に対してこれまでの小池知事は「給食費は法律で保護者負担と決まっている」「区市町村立の学校給食費は区市町村が決めるもの」と答弁してきました。

それがこの議会で「都として国に先行して学校給食費の負担軽減に踏み出す」という姿勢に変わったことは大きな成果です。

 

 

能登半島への緊急支援を

和泉都議ら新春街頭宣伝

 

和泉なおみ都議は、日本共産党葛飾区議団とともに一月八日、区内金町駅、亀有駅、新小岩駅で新年の挨拶をかねた街頭演説を行い、能登半島震災の救援を訴えました。

元旦に大地震にみまわれた能登半島の人々の苦しみに思いをはせながら、少しでも苦難軽減の力になるよう救援募金にご協力を、と各弁士が訴えると多くの人々が募金に応じてくれました。

 

お寄せいただいた募金は3駅合計23万2547円でした。ご協力ありがとうございました。日本共産党中央委員会を通じて現地へお届けします。

 

 

若者のために

スケートボード広場をつくろう

和泉都議が文書質問

 

和泉都議は去る12月都議会で、青少年の要望に応えてスケートボード広場をつくることをもとめる文書質問を行いました。

スケートボードは東京2020オリンピックで新種目になり、日本人選手がめざましい活躍をしめしたことから、若い人たちの間に急速に愛好者が増えていますが、愛好者たちの訴えは、圧倒的に練習場がない、ということです。

 

若者たちの切実な声を聞く

 

この間、和泉都議は寸暇を惜しんで、区内各所の若者たちがスケートボードをやっている場所を訪ねて、若者たちの声を聞きました。

上千葉砂原公園は区内で唯一スケートボードができる公園ですが、それも一般の公園利用者がいなくなる時間帯に一時解放されるだけで、何も設備(セクション)があるわけではなくただ平坦なひろばだけです。

したがって利用するのは小中学生の比較的初心者が多く利用しています。

それでも集まっている子どもたちの声は「ほかのところでやると怒られる」「もっと明るい時間に、もっと広い場所でやりたい」「日曜日にできるといい」など切実なものでした。

別の場所では高校生など比較的年齢の高い若者たちでしたが、ひとけの少なくなった時間帯に集まって自前のセクションをもちこみ、組み立てて熱心に練習をしていました。

ここでも出された声は「住民から苦情が出て、警察に通報される」など深刻な悩みでした。

 

立川市などの先進例を視察

 

一方、都内立川市が市営のスケートボード広場をつくっている先進例もあり、和泉都議は片岡ちとせ区議とともに視察しました。

ここは日本共産党の中町市議が要求し、自ら広場の設計にもたずさわって実現したもので、もちろん無料です。市営の広場を中心に若者たちの運営委員会が生まれ「教え合う」コミュニティが生まれています。

また、時を同じくして東京都も、都立公園におけるスケートボード広場の整備条件について調査していることが明らかになりました。

 

水元公園にスケートボード広場を

 

そこで和泉都議は、スケートボードが初めからコーチや指導者がいるスポーツではなく「教えあう文化」として若者の間で発展してきた特徴をどう支援するのか、という認識を問うとともに、葛飾区の水元公園の多目的広場東側草地にスケートボード広場をつくったらどうか、と質問を行いました。

なお、都の回答は二〇二四年第一回定例会で行われます。

 

 

なおみのさわやかエッセー

帰省中の仙台でよみがえる記憶

 

東京に帰る予定だった元旦の午後、叔父の家で、急になりだした緊急アラート。しばらくするとユラーっと地震が。テレビをつけると、石川県沖で震度5強の地震が発生との一報。その後、震度は修正され、震度7に。新幹線の停止、遅れのために、結局、妹の家にもう一泊。

相当な被害が予測される事態に、東日本大震災の記憶が呼び戻され、「水が配給だったので、トイレを流すのは3回に1回」「すぐ逃げられるように、しばらくは服を着たまま寝た」など、次々に当時の話が出てきました。私は、東京にいて何もできないことに気をもんでいたことを思い出しました。「免許を取ろう」と決意したのも、あの震災がきっかけでした。

被災地に思いをいたすと、「何をすればいいだろう」「何ができるだろう」と気持ちがはやります。亡くなった方々のご冥福をお祈りするとともに、被災した方々の一日も早い生活再建と復興に、思いを寄せ、力を合わせたいと思います。

 

 

幹事長日誌

 

12月 8日 MXテレビ幹事長インタビュー

議会運営委員会理事会

9日 代表質問原稿読み合わせ

10日 議案審査三役会議

12日 本会議 代表質問

13日 本会議 一般質問

14日 介護保険問題の対政府交渉(衆議院第二議員会館)

15日 財政委員会

18日 財政委員会

19日 議会運営委員会理事会・委員会

20日 閉会本会議 討論・採決

21日 予算要望書提出

23日 葛飾まん中世代後援会 神宮外苑フィールドワーク

25日 朝鮮学校補助金復活署名提出集会

29日 本田消防団年末特別警戒激励

1月 4日 知事、幹部職員のあいさつに応対

5日 葛飾区新年賀詞交歓会

6日 東京消防庁出初式