【さわやかレポートNO.91】しめくくり総括質疑
和泉なおみの「さわやかレポートNO.91」発行しました。
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NO.91 2024.04
和泉都議 都議会予算特別委員会
しめくくり総括質疑
和泉なおみ都議は三月二五日、都議会予算特別委員会で締めくくり総括質疑にたち、コロナ対策事業を終了する問題など、都政の重要課題について小池都政の姿勢をただしました。和泉都議の追及に対して小池知事は一般論で答えるのみで、批判を受けとめようとはしませんでした。
コロナ対策の終了は
「都の政治責任の放棄」
和泉都議は都が新年度予算案で、福祉施設でのPCR検査や、コロナ治療の自己負担軽減などの施策を軒なみ終了するということを批判し、都が公表した都民アンケートでもコロナが「収束した」とした人が10%だったのに対し、「収束していない」とした人が45%、「感染再拡大の不安がある」とした人が70%にのぼっていることを指摘しました。
和泉都議はさらに「コロナ対策の殆どを終了してしまうのは政治の責任放棄だ」とのべて、対策の継続を要求しました。
東京空襲の惨禍を後世に伝える
東京都平和祈念館建設を
和泉都議は都がいまこそ「東京都平和祈念館」の建設にふみ出すべきだ、と質問しました。
「東京都平和祈念館」は都が東京大空襲の記録などを公式に保存すべく、学者・文化人などの参加を得て建設委員会を設置して検討を行い、一九九四年に「基本計画」までつくりました。
しかし当時の都の厳しい財政状況もあり、計画が凍結されたままになって今日にいたっています。
和泉都議は「ウクライナ侵略やガザ侵攻などで多くの人が心を痛めている今日、東京大空襲の惨禍を後世に伝えて、平和へ決意を固めあうことがますます重要になっています」と東京都平和祈念館建設にふみ出すことを強く求めました。
都民の暮らしにこそ光を
都庁舎プロジェクションマッピングに48億円
東京都がこの二月から始めた都庁舎の壁面にさまざまな映像を映すプロジェクションマッピング(PM)事業は、「都庁舎PM実行委員会」なるものが事業委託をうけていて、入札経過もまともな情報公開がされないまま、二年間で48億円もの税金が投入されます。都庁のPMの企画運営は、電通の子会社です。
和泉都議は「PMは中止し、都民の暮らしを照らすためにこそ予算を使うべきだ」と強く批判しました。
四会派が都に申し入れ
スクールカウンセラー
「都は雇止めを見直せ」
東京都は公立学校に配置しているスクールカウンセラー(SC)二五〇人を、この三月末で雇止めにしました。
スクールカウンセラーは都の非常勤職員として都内で一五〇〇人が働いていますが、二〇二〇年度から会計年度任用職員に制度変更されたことに伴い、任用の更新が四回までとされたため、この四月からの5回目を迎える人のかわりに「公募」としたためです。
このことについて都に対し、日本共産党、立憲民主党、ミライ会議、「グリーンな東京」の都議会四会派が三月二八日、共同で「雇い止めを見直し、雇用年限を撤廃するよう」申し入れを行いました。
申し入れで和泉なおみ都議は「これまで頼りにしていたSCが雇い止めになり、学校も保護者も子どもたちもショックを受けている。今からでも雇い止めを見直し各学校に追加配置すべきだ」と述べました。
さらに和泉都議はこの問題について
「子どもは機械ではありません。信頼関係をつくってやっと心を開いて話すことができ、その中で元気を取り戻し成長できるのです」
と訴え雇い止め撤回をもとめる文書質問も提出しました。
和泉都議文書質問を提出
「都は面的に液状化対策を」
和泉都議は第一回定例都議会で、地震災害による液状化対策についての文書質問を行いました。
能登半島地震の教訓
去る一月の能登半島地震によって地盤の液状化による家屋被害は一万軒を超えました。
能登半島地震で液状化被害のあった富山県の氷見市の市長は「液状化対策というものは個人ではできないと思うので、街全体で対策する大胆なことをやっていかなければならない」「県や国に制度をつくってもらうよう要望している」と、市民との意見交換の場でのべた、と伝えられています。
宅地対策だけでなく面的対策を
たしかに液状化対策は個人まかせではできません。道路や下水道など公共施設を一体的に補強する「面的なとり組み」がもとめられます。
国には「宅地液状化防止事業」という施策があって、宅地の災害の発生を抑制するために道路や下水道など一体的に液状化対策を行う場合の補助事業があります。
しかし東京都にはありません。
東京東部地域こそ重要
もし東京で能登半島並みの震災が起きれば葛飾区を含む東京東部地域の液状化被害はきわめて大きなものになるでしょう。
和泉都議の文書質問は、都も液状化対策を個々の宅地対策ではなく、面的な対策へとひろげ、国の制度を自治体としてさらに上乗せしてひろげることをもとめるものです。
なおみのさわやかエッセー
街の息遺い
私は、ぶらぶら歩きが好きです。都市計画審議会の委員だった頃、都市計画案件の周辺地域を、調査を兼ねてよく歩き回りました。ぶらぶら歩いていると、街のそこここに、歴史を感じさせる碑があったり、案内板があったり、趣のある建物があったり。古い建物を使った、おしゃれな飲食店や雑貨屋さんは、素通りできなくて入ってしまいます。
お店の人や、公園にいるお年寄りに話を聞いたりしていると、その街の息遣いを感じます。
仙台に帰った時に、妹と二人で昔住んでいたところを訪ね歩くと、忘れていたその当時の事を思い出します。「ここはお肉屋さんだったのに」「この公園はもっと広かったよね」「ここのがんづき(仙台の和菓子)よく買って食べたよね」と、昔と変わらず残っているお店に二人で手をとりあって喜んだり。貧しかったけど、私たちのくらしが確かにここにあったと、実感します。
そこに暮らす人たち、生業を立てる人たちとともに、街は活きている。
その原点を決して忘れまい、と思います。
幹事長日誌
3月 4日 財政委員会
5日 平和祈念館建設を進める会の方たちと意見交換
議会運営委員会理事会・委員会
6日 本会議
10日 東京都平和の日記念式典
12日~14日
予算特別委員会
15日 財政委員会
18日 財政委員会
19日 ロータリークラブで卓話
21日 財政委員会
25日 予算特別委員会
26日 予算特別委員会
緊急記者会見
27日 議会運営委員会理事会・委員会
28日 閉会本会議
29日 都異動幹部挨拶応対
Change都政市民プロジェクト緊急集会
30日 都委員会錦糸町駅街頭演説
31日 地区党会議
4月 1日 新任局長挨拶応対