福祉切り捨てと負担増で、基金は1,009億円余に~田中まさや区議会議員が、区政リポート8月30日号を発行しました
活動報告渋谷区
第3回区議会定例会提出予定議案示される
福祉切り捨てと負担増で、基金は1,009億円余に
区議会第3回定例会に提案される予定の区長提出議案が、8月27日の議会運営委員会で報告されました。
議案は、消費税の10%増税と引き換えの保育・幼児教育無償化に関係する条例改正案、「会計年度任用職員」制度の実施に伴う条例など条例11件、補正予算2件、2018年度一般会計他3事業会計決算、契約案件2件、副区長の同意案件1件、報告案件6件です。
補正予算で、新たに60億円積立て
2019年度一般会計補正予算では、都市整備基金に新たに60億円積み立てる案が含まれています。現在の基金に60億円積み増せば、都市整備基金は648億円余、財政調整基金は360億円余となり、基金の総額は1,009億円となります。
貯め込みより、くらしに回すべき
新たな積立ての財源は「繰越」であり、区民には負担増と福祉切り捨てを押し付けた結果に他なりません。
例えば、高すぎて悲鳴が上がっている国保料は、区は一般会計から国民健康保険会計への繰入れを前年度比4億3638万円も減らしたために、平均5865円もの値上げを強行しました。
また、学校給食無償化が全国に広がっているにもかかわらず、区は4月から小中学校の給食費を値上げして保護者の願いに背を向けました。また西原のスポーツセンターのエアコン使用料を新たに徴収するなど、相次いで負担増を押し付けています。
日本共産党区議団は、貯め込みを増やすのでなく、国保料の引き下げ、学校給食費の無償化、保育園の待機児解消、特別養護老人ホームの待機者解消、高校生と低所得の高齢者の医療費無料化など、区民の切実な願いを実現するために全力をあげます。