重度障がい者の介護タクシー 介助料・迎車料助成が実現~2020年度当初予算(原案)に対する復活予算が明らかに 田中まさや区議会議員が、区政リポート1月31日号を発行しました

渋谷区

2020年度当初予算(原案)に対する復活予算が明らかに
重度障がい者の介護タクシー 介助料・迎車料助成が実現

2020年度一般会予算原案に対する復活予算が、1月28日の区議会幹事長会で示されました。
1月21日に区議会全員協議会で示された来年度の渋谷区当初予算(原案)に対して、日本共産党区議団は、1月24日、長谷部区長に、「2020年度渋谷区予算原案に対する復活要求書」を提出。区民のくらしを守るために緊急に必要な17項目について復活予算で実現するよう求めました。(左掲)

介護タクシーの介助料・迎車料に408万円
一般会計復活予算には、党区議団が求めてた「障がい者の介護タクシーの台数を増やすとともに、予約料、迎車料の助成」について、重度障がい者の介護タクシー介助料と迎車料に408万円が予算措置されました。
この要求は、障がい者団体からも区長や区議会にも来年度予算で実現するよう要請があったものです。
その他には、私立幼稚園保護者負担軽減事業の拡大、広尾中学校テニスコート改修工事、母子家庭支援施設学習応援支援経費など特定財源を除く5,206万円が予算化されました。(下表参照)
その結果、一般会計当初予算額は、1,052億4,900万円となり、昨年比13.9%の増となりました。

2020年度渋谷区予算原案に対する復活要求書

日本共産党渋谷区議会議員団

1、国民健康保険料の値上げは中止し、子どもの均等割負担を軽減すること。低所得者の負担軽減を図ること。国保証の取り上げや生活実態を無視した差押えをしないこと。
2、学校給食費は、無償にすること。
3、保育園の待機児解消は、区立認可園の増設を中心にすること。保育の質を確保するために、私立保育園、保育室などの職員等の給与を引き上げられるよう助成を拡大すること。
4、難聴高齢者の補聴器購入費の助成を行うこと。また、区として、専門職による補聴器の調整や聞こえの相談を無料で実施すること。
5、障がい者の介護タクシーの台数を増やすとともに、予約料、迎車料の助成を行うこと。心身障害者福祉タクシー券は、月4600円に戻すこと。
6、生活保護世帯に各4000円支給されていた「夏の見舞金」と「冬の見舞金」を復活すること。また、住宅扶助については都心区の実情にそって単身者でも基準額の1.3倍まで認めること。
7、介護予防総合事業の「緩和サービスA」はやめること。また、区型介護サービスを拡充し、必要な介護を受けられるよう予算を増額すること。
8、就学援助の準要保護の新入学学用品費については、対象者の基準額を六歳児で算定し、全員就学前に支給するとともに支給額を増額すること。また、収入基準を生活保護の1.5倍まで拡大すること。
9、小・中学校の35人以下学級を早期に実施し、30人学級をめざすこと。教師の多忙の解消、子どもに寄り添う教育のために、国や都に教員の抜本的増員を求めること。変形労働時間制は採用しないよう都に求めること。
10、本町6丁目や明治通り沿道など、公園のない地域に公園を整備すること。また、本町6丁目遊び場など地域や近隣保育園などから要望のある場所には、防犯カメラを設置すること。
11、新橋出張所の「窓口での届出等業務」を復活すること。各出張所を地域の住民サービスとコミュニティ支援の拠点として充実させること。
12、特別養護老人ホーム、グループホームを増設すること。
13、障がい者のグループホーム、ケアホームを増設すること。
14、75歳以上の住民税非課税世帯と高校生の医療費を無料にすること。
15、商店街街路灯電気代補助は全額補助すること。
16、大企業のための渋谷駅周辺再開発予算は削減すること。
17、伊豆・河津町の保養所は廃止すること。

2020年1月24日
渋谷区長  長谷部 健 殿

区政リポート2020.1.31