区民が、ＰＣＲ検査拡大などを求め署名運動開始

東京の新型コロナ感染拡大に区民の不安が広がる中、渋谷社会保障推進協議会が中心となって、「新型コロナウイルス感染拡大を抑え、区民のいのちを守る緊急要請署名」運動が始まりました。早急に対策を講じる必要があるため、区長に対する要請になっています。

要請項目は、①ＰＣＲ検査能力を検体採取能力も含めて、早急かつ大幅に引き上げること。感染の広がりが懸念される地域、感染確率が高いと考えられる事業所、組織等を対象として、「全数検査（希望者全員）」を行うこと。医療、介護、福祉、保育、教育などの従事者には、定期的に検査を行うこと。②医療崩壊を防ぐために、無症状・軽症者のための療養施設と新型コロナウイルス患者用病床を抜本的に拡大すること。発熱外来を設置する医療機関に、財政支援を行うこと。③保健所の体制を早急に強化すること。です。

ぜひ、ご協力をお願いいたします。

診療所・クリニツクでも、ＰＣＲ検査（唾液検査）が実施可能に

発熱や風症状のある患者に対して、医師が認めれば、当医療機関でもＰＣＲ検査（唾液検査）ができることになりました。東京都医師会が推進している取り組みで、医療機関が希望し、一定の感染症対策を講じるなどの条件を満たせば可能とのことで、区によれば区内でも相当数の医療機関で実施する見込みといいます。

渋谷区は7月１６日から、医師会の協力で区のＰＣＲ検査スポットを開設していますが、１日１０件程度しか検査能力しかありません。医師会のとりくみは、検査能力を拡大するうえで重要ですが、区として、検査スポットの拡大や医療機関への財政支援など、検査能力の抜本的拡大のために努力すべきです。