区議会第２回定例会　福祉保健委員会報告より

特別養護老人ホーム待機者３０９人　最長45ヵ月待機も

第２回定例会中の福祉保健委員会で、今年４月現在の特別養護老人ホーム入所希望者の状況(下表参照)や、新型コロナ対策として、介護保険料減免制度(左記)が報告されました。

特養ホーム増設待ったなし

　特別養護老人ホームの待機者は、今年４月現在で３０９人。昨年10月より29人減っていますが、依然深刻です。

政府は、入所基準を要介護度３以上に制限し、要介護１～２の場合、認知症など在宅での生活が困難な特別な事情がある場合に限り認めています。いまの待機者はすぐにでも入所の必要な方です。

質疑の中で、区として初めて、申し込んでから入所できるまでの待機期間を明らかにしましたが、最長で45か月(３年９ヵ月)も待機せざるを得ない深刻な実態は直ちに解決しなければなりません。

区は、高齢者ケアセンター跡地複合施設(渋谷区かんなみの杜・渋谷)に84床の特養を整備し、７月から入所募集を開始します(下記)が、これ以後の増設計画はなく深刻な事態は解決しません。

私は委員会で、幡ケ谷社教館隣の都営住宅跡地、美竹分庁舎跡地の活用やケアコミニティ原宿の丘の大規模改修での特養整備とともに、取得計画を中止している代々木２丁目の国有地を定期借地の可能性を追求するなど、一刻も早く待機者を解消するよう求めました。

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