「くらし・区政アンケート」に、ご協力をお願いします

ＰＣＲ検査拡大・くらし支援など、切実な願い続々

「ＧＤＰ年２７．８％減」。

内閣府が17日発表した今年４～６月期の国内総生産速報値は、実質前期比７．８％減、年換算２７．８％と戦後最大の落ち込みとなりました。安倍政権による消費税10％増税に新型コロナ禍が追い打ちをかけています。

ＧＤＰの半分以上を占める個人消費が前期比８．２％減をはじめ設備投資、輸出入とも軒並み減少しています。個人消費の落ち込みの主な要因は雇用者報酬の減（３．７％減）、家計消費の落ち込み（30％以上減）です。社会経済活動と感染拡大防止を両立させるために、ＰＣＲ検査等の抜本拡大と陽性者の保護、医療体制整備を緊急に進めるとともに、雇用を守り賃金を引き上げ、消費税を減税するなど家計消費を応援する政策の実現は待ったなしです。直ちに国会を開いて政府・与野党で英知を結集すべきです。

くらしの願いを区政に

日本共産党渋谷区議団が８月からとりくんでいる「くらし・区政についてのアンケート」に、大きな反響が寄せられています。（下掲参照）

区民のくらしや営業についての切実な声と同時に、区政に対してもＰＣＲ検査の拡大、くらしや営業、子育て支援や負担軽減、羽田空港新飛行ルート中止を求める声などがあふれています。

一方、長谷部区政に対しては、感染拡大防止や区民への支援が見えないことに怒りの声が上がっています。

このアンケートに託された声や要望は、９月９日から始まる第３回区議会定例会で実現を迫るとともに、２０２１年度渋谷区予算に反映させるために全力を尽くします。一人でも多くの区民のみなさんの声を区政に届けたいと思います。ぜひ、ご協力をお願いします。

「くらし・区政アンケート」に寄せられた声(抜粋)

• くらしについて

・フリーランスで仕事をしていたため、コロナで仕事も収入もほぼなくなり、これからの生活が本当に心配です。(50代・夫婦・子ども２人)

・医療費の負担増に加え、消費税増勢が家計を圧迫し、預金を取り崩す生活。(70代・夫婦)

・賃金の減少と解雇があった。そんな中子どもたちは学校もない。生活のために働きたいが、預け先がなかった。（30代）

• 新型コロナウイルス対策で区政に求めること

・無症状でも検査を受けられるようにしてほしい。（50代）

・区内のミニシアターを守ってほしいです。小さな美術館もなくならないでほしいです。(50代)

・日本のPCR検査数が発展途上国以下のレベルなので、他の先進国のように自動化して、機械で１度に何件も処理できる体制に切り替えてもらえないでしょうか。せめて渋谷区も世田谷区のようにPCR検査をいつでも無料で受けられるようにしていただけないでしょうか。(50代)

・コロナ感染者と接触した従業員を休職させ会社が給料をたてかえた。３カ月経過して運転資金にも困っている。(40代)

・区内の特養勤務ですが、いつ感染し、いつ感染源になってしまうか、と日々恐怖でしかありません。（40代）

・渋谷区長は何の発信もしませんが…。区長から気持ちが離れます。（70代）

• 子育て支援・教育環境の充実について

・高校や大学の学費の負担も大きいので、高校生以上への支援も考えていただけると嬉しいです。(50代)

• 国保など医療保険について

・国保料の額が大きすぎて、(コロナで収入がほとんどないので)どうやって今年、これから払っていけばよいのか心配です。(50代・夫婦と子ども二人)

• 介護保険・高齢者福祉について

・収入が減り、生活を切り詰めているが、義母の老人ホーム代と義父の入院費は変わらず引き落とされるし、請求書は届く。預金を全く持ち合わせていない義父母の面倒を見るために、子どもの教育費を削らなくてはのかと考えると悩む。(50代)

・86歳の認知症の父の介護施設を探しています。特養の順番待ちは絶望的ということで、年金では入れる施設を他県まで手をひろげて探しています。(60代)

• コロナ禍のもとでの区政のあり方について

・ハロウィン、カウントダウン、おとなりサンデー？などイベントに予算を使うのでなく。コロナになる前の当たり前の日常生活を送れるよう予算を使ってほしい。（30代）

・今後人口が減少するのに大規模開発に喜んでいるような区長に不安を覚える。（50代）

・感染症対策の1丁目1番地は、検査→隔離→生活補償であることをコンセンサスにすべき。渋谷区では全く検査すらされていない。具体的な対応が全く見えない。恥ずかし。（60代）

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