コロナワクチン接種予約始まる―10日からの受付分は１時間以内で終了

ワクチンは５月中に高齢者全員が１回接種できる量を確保

渋谷区内の高齢者を対象にした新型コロナウイルスワクチン接種の予約が、５月10日から始まりました。今回の予約受付は、約４０００回分で、５月15日から始まる集団接種会場(本町区民会館を除く)での接種が対象でした。

予約の方法は、コールセンターへの電話、オンライン、直接窓口の方法がありますが、いずれも午前９時の受付が開始されて間もなく予約受付は終了しました。

私のところには、「朝６時から直接申込窓口で順番を待っていたのに予約できなかった」(本町)、「何度電話しても通じない。５分ごとにお昼まで電話していたが、予約が終了したのも知らなかった」、「オンラインで予約しようとしたら、９時30分には終了していた」など、抗議の声が相次ぎました。

担当課に改善を要請

こうした点も踏まえて、担当課には、「高齢者の置かれている実態に合った、公平な予約となるよう、①予約方法ごとの枠を設けること。(「オンラインができない、電話はつながらない」などで、直接窓口に来られている方が予約できるよう改善すること)、②コールセンターの待ち受け音声案内に、「予約受付の終了と次回受付日程」を案内できるようにすること。③コールセンターの回線の増設と担当者の増員、窓口体制を増員すること、④10日の予約受付の終了と次回以降の受付日程を広く周知すること。」などの改善を要請しました。

次回以降の受付について

次回の受付は、５月17日㈪～(集団接種会場のみ、１７，０００回分)、５月24日㈪～(集団接種会場・個別医療機関、３５，０００回分)です。区の担当者は、渋谷区の高齢者人口(約４５，０００人)を上回る量のワクチンを確保しており、すべての高齢者が１回接種できるので、安心してほしいと述べています。ただし、17日から始まる予約受付も、集中する可能性が高いことから、24日からの予約をお勧めします。

なお、１回目の接種後必要となる３週間後の２回目の接種予約については、６月以後のワクチン確保が順調に進むとの見通しから、５月17日から開始するとのことです。１回目と２回目の予約を同時に行うことはできませんので、ご注意ください。

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