だれひとり取り残さない安全・迅速なコロナワクチン接種を求める ~区議会第2回定例会・共産党区議団の代表質問より 田中まさや議員が、区政リポート6月11日号を発行しました⑴
区議会第2回定例会・共産党区議団の代表質問より
だれひとり取り残さない安全・迅速なコロナワクチン接種を求める
6月2日から始まった区議会第2回定例会本会議2日目に、牛尾まさみ議員が、日本共産党区議団を代表して区長、教育長に質問しました。
今号では、高齢者のコロナワクチン接種始まる中で、接種予約の改善を区長に求めた質問をご紹介します。(質問、区長答弁とも要旨)
安全・迅速なワクチン接種について
当区でも、高齢者を対象に接種予約が開始され、週ごとに順次拡大されています。「電話が通じない」「並んでも予約できない」などの混乱は徐々に解消されてきました。しかし、インターネットが使えず、電話で予約しようとした人は、何度かけてもつながらず、不安は増すばかりという状態に置かれており、引き続き改善が必要です。
ワクチン予約については、出張所などに職員を配置し身近な予約窓口を設けて、毎日相談と予約ができるようにすべきです。また、集団接種会場や医療機関ごとに何人の接種が可能かも事前に周知すべきです。
また、どうすれば予約できるのかわからない人もいます。中野区では、地域包括支援センターが、介護を受けている高齢者1人ひとりに予約の支援を行っています。6月1日の渋谷区ニュースには60~64歳の方などにクーポン券を7月中旬に発送し、下旬から接種する予定が発表されました。しかし、接種したいのに予約できない高齢者を置き去りにすることは許されません。
地域包括支援センターに職員を配置し未予約の高齢者への支援を行うべきと考えます。
接種については、地域ごとの高齢者数に見合った接種体制を確保すべきです。区の北西部では、高齢者数に対して接種できる回数が少ないために、遠くの医療機関などに行かなければならなかったり、いまだに一回目の予約さえ取れない方も少なくありません。
北西部の集団接種会場での接種回数を増やして身近な場所で接種しやすくするとともに、個別接種できる医療機関を増やすべきと考えます。
医療機関の中には自主的に人を雇って接種回数を増やすところもあると聞いています。川口市では接種回数に応じて一人当たり1000円から2000円の上乗せ手当を支給して医療機関を支援します。
医療機関が接種回数を増やす支援として、医療スタッフをはじめ、事務職などの人件費の支援や接種回数に応じた上乗せ支給を行うべきです。また、外出困難者へのタクシー代支援、訪問接種などを準備し、早期に周知すべきです。
当区では7月末までの接種可能回数は合計で何回になるのか、また、高齢者へのワクチン接種はいつごろまでに完了する見込みなのですか。
区長答弁
出張所や地域包括支援センター等身近な窓口の活用については、予約の方法がわからないなど、高齢者に対しては民生委員、見守りサポート協力員との連携を検討し、地域の窓口を活用して日々相談に対応。接種体制の強化と外出困難者については、医師会と協議する。医療機関への支援については、東京都の実施状況を見守る。高齢者のワクチン接種は、7月末までに7万5000回程度は実施される見込みで、7月中に希望者への接種は終える予定。