認可保育園待機児402人―区の責任で待機児解消を ~ 田中まさや議員が、区政リポート6月25日号を発行しました
第2回区議会定例会の論戦から
認可保育園待機児402人―区の責任で待機児解消を
6月の文教委員会で、今年4月入所希望者の入所状況が報告されまた。
「どこの保育園にも入れない児童数」は0でしたが、基準を満たした認可保育園を希望しても入れなかった子どもは、0歳児148人、1歳児174人など合計402人となっていることが明らかになりました。(下表)
区長は、今年4月入所希望では「待機児ゼロ」を表明していましたが、認可保育園を希望しても入れない深刻な事態は解消されていないことは明らかです。
日本共産党区議団は、第2回定例会の代表質問で、区長に認可保育園の増設で待機児を解消することを求めました。以下、牛尾議員の代表質問(要旨)をご紹介します。
以下質問(要旨)
区長は、今年の第1回定例会で「待機児解消のめどが立った」と発言し、今年度から認可保育園の増設を止めてしまいました。
今年4月に入園を希望したのに認可園に入れなかった子どもは、年齢ごとに何人いるのかうかがいます。
杉並区では、今年3年連続で「待機児ゼロ」ですが、区長は、①希望者の15.9%が認可保育所に入れなかった、②保育の需要増は今後も続くと見込まれる、③希望する全ての子どもが認可保育所に入所できる環境を整えるとして、今後も認可保育所の整備を進めていく考えを表明しています。また、保育の質の確保策の一つとして、認可保育所が新たに園庭を確保する場合、その所要経費の一部を区独自に補助する制度を創設すると表明しています。
児童福祉法に定められた区の責任として、認可保育園を増設して待機児をなくすべきです。また、杉並区のように園庭確保のための補助制度を作るとともに、保育の質の向上の要である保育従事者の賃金引き上げのための支援を国に求めるとともに区として行うべきです。区長の見解をうかがいます。