本町への氷塊落下の原因究明求めるも、意見書に入らず ~第2回区議会定例会閉会・羽田新ルートの請願は全会派一致採択も… 田中まさや議員が、区政リポート6月17日号を発行しました
第2回区議会定例会閉会・羽田新ルートの請願は全会派一致採択も…
本町への氷塊落下の原因究明求めるも、意見書に入らず
区議会第2回定例会は6月15日の最終本会議で、すべての議案を表決して閉会しました。(結果は、下表参照)主な議案と日本共産党区議団の態度は以下の通りです。
社会教育館などの目的外使用を拡大する条例に反対
渋谷男女平等・ダイバーシティセンター条例の一部を改正する条例、渋谷区地域交流センター条例の一部を改正する条例、渋谷区代々木八幡区民施設条例の一部を改正する条例、渋谷区立商工会館条例の一部を改正する条例、渋谷区立消費者センター条例の一部を改正する条例、渋谷区スポーツ施設条例の一部を改正する条例、渋谷区立社会教育館条例の一部を改正する条例、渋谷区はつらつセンター条例の一部を改正する条例は、それぞれ男女平等・ダイバーシティセンター・アイリス、地域交流センター、代々木八幡区民施設、商工会館、消費者センター、スポーツセンターなどのスポーツ施設、はつらつセンターの予約方法と施設利用要件を見直すものです。
予約方法の見直しについては、これまでの窓口や電話予約に加えて、インターネットでの予約を可能にするもので、利便性が向上することから賛成です。
しかし施設利用要件の見直しについては、施設の設置目的以外の団体にも使用を認めさせるもので、本来の目的の利用が制約されることになりかねないことから問題があります。
アイリスや社会教育館、スポーツ施設などには、それぞれの施設の設置目的があり、これまではこの目的に添う団体は優先的にかつ無料で利用できましたが、この見直しによって、3ヵ月前の1日~3日の間に予約しなければ、優先使用はできなくなります。
例えば、2ヵ月前に予約しようとしても、すでに目的外団体などで施設予約がいっぱいであれば予約できなくなるのです。
施設の設置目的を後退させる可能性があるこれらの条例には反対しました。なお、渋谷区立商工会館条例の一部を改正する条例、渋谷区立消費者センター条例の一部を改正する条例、渋谷区はつらつセンター条例の一部を改正する条例については、目的外利用による弊害がないため賛成しました。
氷塊落下の原因究明求める請願は採択
本会議では「羽田新飛行ルート下における氷塊落下の原因究明を求める請願」と「羽田空港新ルート運用に対する地域住民の不安を解消する策を講じることを求める意見書」が、全会派一致で採択されました。
この請願は、国に対して本町1丁目の氷塊落下について、国に対して原因究明を求める意見書の採択を求めるものでした。ところが交通・公有地問題特別委員会で審査・採択された後、委員長が提案した意見書の案文には「地域住民の不安を解消する策を講じるよう求める」だけで、請願者が求めた「原因究明」の文言が入っていませんでした。わが党の牛尾議員は、立憲民主党などとともに「原因究明」と「運航中止」を意見書に入れるよう主張しましたが、一致しなかったため、やむなく委員長案に賛成しました。