新宿御苑に放射能汚染土埋立て計画 福島第一原発の汚染土再利用 「実証実験」について、環境省に要請 田中まさや議員が、区政リポート1月20日号を発行しました⑵
新宿御苑に放射能汚染土埋立て計画
福島第一原発の汚染土 再利用「実証実験」について、環境省に要請
環境省が福島第一原発事故で放射能汚染した土壌を新宿御苑に埋め立てる「実証実験」を行おうとしている問題について、1月13日、日本共産党区議団は、笠井亮衆議院議員、吉良よし子参議院議員らとともに、環境省に要請をおこないました。牛尾まさみ団長が参加しました。(要請文[要旨]は、下記)
新宿御苑での実験は、新宿御苑管理事務所の近くの花壇に、深さ1m余の穴を掘って遮水シートを敷き、1kgあたり約8000ベクレル以下の汚染土を厚さ50cmにわたって埋め立て、その上に厚さ50cmの土で覆って花壇として利用するものです。
要請に対して環境省は、「住民の合意なしに強行することはない」と回答しましたが、渋谷区の住民に対する説明会の開催や渋谷区への情報提供については「検討」するとのことでした。
福島第一原発事故汚染土の再利用にむけた実証事業の説明を求める要望書(概要)
環境省は、東京電力福島第一原発事故後に福島県内の除染で回収された放射性物質を含む汚染土の再利用にむけて、新宿御苑をはじめ、首都圏の3カ所で実証事業を実施しようとしています。
新宿御苑は新宿区と渋谷区にまたがっており、千駄ヶ谷側には多くの渋谷区民が住み、新宿御苑も多くの区民が利用しています。実証事業に対する不安の声は、渋谷区の住民からも出されており、渋谷区に問い合わせても、環境省からの情報提供はないとして、住民への説明がなされない事態となっています。
西村明宏環境相は、昨年12月9日の記者会見で「地元に丁寧に説明を尽くしてまいりたい」と述べられていますが、住民の理解を得ないまま、実証事業を進めることは認められません。
日本共産党渋谷区議団は、渋谷区でも実証事業についての住民説明会を開くとともに、渋谷区に対しても、必要な情報提供をすることを求めます。
日本共産党渋谷区議会議員団