26年連続・日本共産党区議団として、議員提出議案提案

学校給食無償化、区長等の退職金の減額など11件

日本共産党区議団は区議会第１回定例会に議員提案権を活用して、11件の条例案を提案します。(左掲)党区議団として議案提案権を活用した条例提案を行うのは26年連続となります。

昨年まで毎年提案してきた高校生までの医療費窓口負担を無料にするための「子どもの医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例」案は、２０２３年度から実現します。

ムダを削り、区民の切実な願い込めた条例案

党区議団の提案した条例の概要は次の通りです。

• 「渋谷区長等の退職手当に関する条例の一部を改正する条例」は、区長、副区長、教育長の退職金が高すぎるので減額する。８年ぶりの提案です。
• 「渋谷区公契約条例の一部を改正する条例」は、公共工事の質を確保し、労働者の賃金を保障するために対象工事を拡大するものです。
• 「渋谷区立河津さくらの里しぶや条例を廃止する条例」は、区民から遠くて不便と不評の河津第二保養所を廃止するものです。
• 「渋谷区特別区税条例の一部を改正する条例」は、低所得の区民の住民税の負担を軽減するものです。
• 「渋谷区地球温暖化防止条例」(制定)は、気候危機を打開するために、区として直ちに２０５０年ゼロカーボン宣言を行い、２０３０年にはＣＯ２排出量削減目標を50％とし、区民全体で推進するものです。昨年度からの提案です。
• 「渋谷区高齢者の医療費の助成に関する条例」（制定）は、75歳以上の低所得の高齢者の医療費を無料にするものです。

• 「渋谷区奨学資金に関する条例の一部を改正する条例」は、渋谷区の奨学金(対象は高校生と専門学校生など)を返済免除とするものです。

●「渋谷区学校給食費の助成に関する条例」（制定）は、区立小中学校の給食費を無償化するものです。私立の小中学校に通う子どもの世帯には、条例によらず区立と同等の助成を行うことを要綱で定めて実施します。

• 「渋谷区こども条例」(制定)も、昨年から提案している条例案です。子どもの権利条約が保障する「生きる権利」、「育つ権利」、「守られる権利」、「参加する権利」という子どもにとって最も大切な４つの権利を渋谷区のこどもたちに保障しようとするもので、「こども総合計画」策定や「こども施策推進会議」を設置するなどで具体的な推進を図る。
• 「渋谷区心身障害者福祉手当条例の一部を改正する条例」は、現在の福祉手当条例から年齢制限、所得制限をなくして、対象者を拡大するものです。
• 「認知症の人と家族にやさしいまちしぶや条例」(制定)は、一昨年からの提案です。認知症の人が、安心して済み続けることができる渋谷にするものです。

党区議団は、これらの条例案を実現するために、予算の裏付けを明らかにするための予算修正案の提出準備もすすめています。

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