玉川上水旧水路緑道の 189本の樹木伐採は許せません 田中まさや議員が、区政リポート7月20日号を発行しました⑵
安全・安心活動報告渋谷区
環境・地球温暖化対策や区民参加に逆行
玉川上水旧水路緑道の189本の樹木伐採は許せません
渋谷区が玉川上水旧水路緑道を再開発する「ササハタハツプロジェクト338farmB」計画をすすめるために、189本の樹木を伐採しようとしている問題について、住民有志のみなさんが、7月2日に開催した「ササハタハツ散歩ツアー」に、私も参加しました。
この企画には樹木研究の第一人者で、日本庭園学会会長も務めた藤井英二郎・千葉大名誉教授(環境植栽学)も参加され、緑道の樹木の果たしている役割や樹木の状態について、詳細に解説されました。
私が、問題だと感じた点は以下の3点です。
- 緑道の樹木のほとんどが健康
藤井名誉教授によれば、緑道の樹木はどれも樹勢が良好で、区が「枯損木」(枯れて倒木の恐れがある木)としている189本のうち、枯損木と言えるのは2本だけです。区は、再調査すべきであり、伐採ありきは許せません。
- 環境・地球温暖化対策に逆行
世界では、樹冠被覆率(地面に対して樹木の葉や枝が覆っている面積の割合)を高めることで、環境や地球温暖化対策、生物多様性を確保しようという動きが広がっています。樹冠の大きい樹木ほど、炭素を蓄積固定する力が大きく、直射日光を防ぎ空気を冷たく保つことができます。樹木の伐採は、環境・地球温暖化対策に逆行します。
- 住民無視で進めることは許されない
ツアー中に出会った地域の方は、ほとんどがササハタハツの農園づくりも樹木の伐採も知りませんでした。住民無視で、このまま計画を進めることは許されません。
以上