区議会第３回定例会・９月20日開会・・・区長提案の議案に、学校給食無償化なし

物価対策なし・基金は70億円増額、貯め込みは１４４２億円に

９月20日から区議会第３回定例会が始まります。９月６日の議会運営委員会には、区長提案の議案が示されました。(下記参照)

内容は、条例７件、補正予算１、２０２２年度決算４、指定管理者の指定１、契約２、副区長と教育委員の選任の同意２、報告７に加え、提出未確定議案１件です。

注目の学校給食無償化は提案されていません。

日本共産党区議団は、本会議２日目にいがらし千代子議員が、３日目に牛尾まさみ区議団長が質問に立ちます。

第２子以降の保育料無料化などの条例

条例では、文化総合センター大和田に、「渋谷区地域共生サポートセンター」を設置するための条例制定の他、住民票などの手続きをオンラインで行う場合に手数料を無料化するなどの手数料条例の改正、二の平渋谷荘の利用を区内の大学生まで対象を拡大し利用料を改訂するための改正、第２子以降の保育料を無償化する(都の事業)ためなどの条例改正案が示されました。

 

補正予算に、物価高騰対策など、区独自の支援なし

２０２３年度補正予算(６号)は、総額８２億４６３２万円余ですが、国や都への返還金の他、保育料の第２子無償化の予算はありますが、物価高騰で苦しむ区民や中小業者への支援は何もありません。　それどころか、区民の窮状をよそに今後の財政運営のためとして財政調整基金に新たに70億円も積み増すとんでもない補正予算となっています。

この補正予算が成立すれば、渋谷区の貯め込み金は、財政調整基金６０６億円、都市整備基金８３６億円で、基金総額は１４４２億円となります。

区民の切実な願いであり、既に23区中22区で実施の学校給食無償化や、事業の存続さえ困難な医療、福祉事業者、物価高騰で苦しむ区民や中小業者への支援に背を向けることは、自治体の責任放棄です。

区議会第３回定例会　９月２０日開会

日本共産党区議団の質問

• 代表質問　いがらし千代子議員

９月２１日(木)午後

• 一般質問　牛尾まさみ区議団長

９月２２日(金)午後

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