くらし無視の使用料値上げ、トップダウンのまちづくりなど… ~第4回区議会定例会・・・区長提案の議案示される 田中まさや議員が、区政リポート11月15日号を発行しました
第4回区議会定例会・・・区長提案の議案示される
くらし無視の使用料値上げ、トップダウンのまちづくりなど…
第4回区議会定例会が、11月22日からはじまるのを前に、区長提案の議案が8日の議会運営委員会に報告されました。(下表参照)
議案は、条例27、補正予算1、契約2、指定管理者の指定5、区道の認定2、諮問1、その他1件です。
条例の13件は、区有施設使用料の値上げです。(免除団体は、無料のままです)プールの使用料は、大人400円→600円、小中学生100円→200円、会議室も平均20%値上げなど、物価高騰に苦しんでいる区民に追い打ちをかけるものです。
また、区道と神南小学校の容積率を再開発事業者に提供して、現在高さ約50mのマンションを150mの再開発ビル建設を可能にするための「区道の廃止」や「基本協定」締結などの議案も提案されており、住民の反対を無視して計画を強行しようとしています。
さらに区立本町幼稚園の廃園の条例も提案されました。新たに民間の幼保一元化施設が整備されるとはいえ、区としての幼児教育に対する責任を後退させるものです。
●令和6年度一般会計補正予算(第4号)が提案されます。総額10億4193万2千円ですが、物価高騰対策は、介護施設等への光熱費等の値上げに対して、東京都が助成しない施設に対して、区が助成を行うもので、総額2573万6千円に過ぎません。また、地域経済活性化事業として4億4500万円を計上していますが、地域通貨ハチペイのプレミアとキャンペーンのためで、スマホを利用しない高齢者などの支援にはなりません。
そのほか、特養老人ホーム・けやきの苑の大規模改修にともなう減収補填(6274万円)、広尾中、松濤中、神南小の仮設校舎となる青山キャンパスの開設準備費用(2億6100万円)などが計上されています。