物価高騰に苦しむ区民や中小業者に届く支援求める ~区議会第3回定例会・田中まさや幹事長の代表質問③ 田中まさや議員が、区政リポート10月17日号を発行しました
区議会第3回定例会・田中まさや幹事長の代表質問③
物価高騰に苦しむ区民や中小業者に届く支援求める
10月だけで3000品目以上の食料品や日用品の値上げで、区民のくらし、営業はますます困難になっています。
政府は、国会を開かず、国民が求める消費税減税をはじめとした物価高騰対策は議論さえされていません。
こんな時こそ、区民に最も身近な区政が、困っている区民に行き届く対策を実施すべきです。
第3回定例会の代表質問で、私は区政の最重要問題として、物価高騰対策を求めました。
今号では、私の質問と長谷部区長の答弁をご紹介します。(質問・答弁とも要旨)
物価高騰対策と予算
⑴くらしと営業の支援
田中質問 物価高騰による生活苦、営業の困難が広がっています。日本共産党区議団の「くらし・区政についてのアンケート」には、「1日2食が、今は1食しか食べられなくなった。このままだと年内生きられるかどうか」、「年金は6万円しかない。エアコンは使えず、買い物もままならない」など、切実な声があふれています。
この間の渋谷区の物価高騰対策は、スマホを利用しない区民は使えないハチペイや中小企業へは融資だけで多くの困っている区民には届いていません。ところが、今定例会に提案した補正予算第3号は、介護施設への支援3000万円余だけで、昨年度の繰越金のうち70億円を財政調整基金に積み増します。
区政は、区民のくらしを守ることが最優先です。区長は、物価高騰に苦しむ区民の声をどう受け止め、困っている区民をどう支援するのか、伺います。
他の自治体では、独自の支援とともに国の「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」も活用しています。豊島区では、子育て中の非課税世帯に1世帯4400円分の「お米券」を配布し、介護事業所や私立幼稚園に、独自の光熱費、食材費の一部を助成しています。
本区でも、「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」の活用や補正予算で積み増す70億円を組み替えて、①低所得者や子育て世帯への給付金の支給と②「お米券」の配布、③ハチペイを利用できない高齢者等への「紙の商品券」の支給、④子育て世帯と若者への家賃補助、⑤私立保育園や私立幼稚園への光熱費、食材費の高騰分への支援を実施すべきです。
区長答弁 国が昨年度から非課税世帯及び18歳以下の子どもに対する給付を実施したが、本区は国の交付金を活用し、住民税均等割のみ課税世帯まで対象を拡大した。お米券や商品券など紙の商品券の配布については、発行、販売、清算などに課題があり発行する考えはないが、ハチペイ利用に際し、高齢者に対するサポートは丁寧に実施する。
家賃補助は、対象者の所得や住宅困窮度に応じて実施すべきであり、提案の家賃補助を実施する考えはない。
光熱費の高騰分への支援は、私立保育園には、現在、保育所等物価高騰等緊急対策事業を活用し、すでに準備を進めている。一部の私立幼稚園には、光熱費がすでに国の負担に含まれており、副食費も国が補助しているので、追加支援は考えていない。
今後も物価動向を注視し、必要に応じて適切に対応。
田中再質問
物価高騰に苦しむ区民の実態や思いは切り捨て住民福祉の増進に背を向ける姿勢は到底認められません。党区議団のアンケートには、「1週間5000円だった買い物が今は1万円では足りなくなった、月10万円の年金では生活できない。年寄りは早く死ねということか」、「病気をして入院となっても、金がないので治療費は払えない」、「すでに節約して暮らしている。これ以上節約できない。文化的な生活はできません」、「ハチペイを利用する人は一部です。分かりやすい誰もが使える利用券を発行してほしい」。区長には、こうした区民の声が届いていないのでしょうか。
昨年の国の給付金に上乗せしたのは知っています。しかし、それでは全然不十分です。困っている区民に寄り添うことが区の役割です。党区議団提案の住民非課税世帯と均等割のみ世帯への1万円給付は4億7千万円、紙のプレミアム商品品券は2億2千万円、合わせて6億9千万円で、補正予算第3号の積立の1割で実施できます。豊島区のお米券の予算は1500世帯への支給で892万円です。物価高騰に苦しんでいる区民に寄り添うこれらの施策を実施すべきです。
再質問に対する区長答弁
物価対策について、まったく理解しない、まったくやらない、まったく区民の声が分かっていないといいますけど、区はやっていますよね。ですので、言い方はもう少し考えて欲しいなというのは正直思います。
例えば、1万円を1回配ったとします。本当にそれが物価高騰対策になりますか。すぐそれは使ってしまって無くなると思うんですよね。そうじゃなくて、釣った魚を与えるんじゃなくて、釣竿というのを考えるべきだと思うんです。公共でこの後使っていくもの、学校なんかまさにそうですし、特養だってそうです。そういった施設だったり、まちの整備だったり、公共性のあるもの、そういったものを考えていく必要があります。
今までいろんな、コロナのときもそうでしたけれども、物価高騰対策に限らず、いろんな給付をすると言うお話を提案いただきました。もし今それを全部やっていたら、もうこの区の財政、破綻していますよね。そのくらい慎重に考えなきゃいけないと思っています。
再々質問
まったくやっていないとは言ってません。区民の声が届いていない。ほんの少しやっているだけです。せめて豊島区なみにお米券を配るとかできるんじゃないですか。
区長答弁 お米券とかも検討していますが、いまお米屋さんにもストックがなく、(給付券で)殺到されても困ると言われていて、難しいかなと思っています。