騒音、落下物、墜落の危険肌身で 不安と怒り広がる~羽田新飛行ルート 実機試験飛行始まる 田中まさや区議会議員が、区政リポート2月7日号を発行しました

安全・安心活動報告

羽田新飛行ルート 実機試験飛行始まる

騒音、落下物、墜落の危険肌身で 不安と怒り広がる

国土交通省は、羽田空港機能拡張のための新飛行ルートを、3月29日から運航を始めるにあたって、実際に運航している民間旅客機を飛行させる実機飛行確認を、2月2日から始めました。
区民からは、「機体の窓まで見える」、「車輪を出すところが見えた」、「コンクリート造の建物の中でも、ゴーという騒音が響く」、「1~2分間隔でひっきりなしに飛んでいて。騒音の切れ間がない」など、住民の間に不安と怒りが広がっています。
実機確認は、3月11日まで、北風、南風が吹いた場合にそれぞれ7日間行う計画。渋谷区上空は、南風の晴天時のC滑走路ルートとA滑走路ルートの2ルートで、15時から19時の間、1~2分に1機が低空飛行することになります。(下図参照)

 

危険で住民合意もない新飛行ルートは中止を
実機飛行確認を前に、都心低空飛行計画に反対する東京連絡会は1月27日、国会で国土交通省に対する要請行動を行い、私も参加しました。
要請には、日本共産党から山添拓、吉良よし子参議院議員が同席し、情勢報告と決意表明を行いました。(左掲)
住民からは、「地域の説明会では、反対の声ばかり。どうして『理解が得られた』と言えるのか」(品川)、「飛行ルートの下には、小学校6校、保育園もたくさんある。上空を70㏈で飛んだら大変なことになる。住んでいる人の生活と命を大切にしてほしい」(江東)、「新ルートの法的根拠はどこにあるのか」など、厳しい声があげられました。

 

都心低空飛行計画に反対する東京連絡会が国交省要請
【要請内容】
羽田増便による新飛行ルートに関する要請
石井国土交通大臣(当時)は2019年8月8日、その前日に開催された羽田空港機能強化に向けた協議会において地元の理解を得たので新飛行ルートを決定したと発表した。この件に関し次の点を要請し、それに対する回答を求める。

1、新飛行ルートは騒音、落下物、大気汚染、資産価値の低下、墜落事故の危険など、住民の生活の安全・安心に大きな影響を及ぼすものであり中止を求める。
2、地元の理解を得たとするのは、協議会で関係区市からの異論がでなかったことを根拠にしている。しかし国土交通大臣は地元の理解は議会の意見も含むとしており、品川区議会は容認できないとする決議、渋谷区議会、港区議会は見直しを求める意見書を全会一致で採択している。また関係自治体の住民が理解したと言える明確な根拠もない。地元の理解を得たとするのは全く事実に反し、取り消すよう要請する。
3、国土交通省は、新飛行ルートの環境等への影響を検証しないとしている。一方1月30日から3月11日にわたって実機飛行確認を実施する。これは新飛行ルート運用のためのILS(計器着陸装置)の検査をすることなどが目的である。事前に地元の意見を聞こうともせず、地元住民が受ける影響を無視するものであり、密集地を飛ぶ事故の危険性も指摘されている。このような実機飛行確認の中止を求める。
以上

 

都営住宅入居者募集始まる
▼抽せん方式
・単身者向け
渋谷東二丁目第2:2戸、広尾五丁目:3戸、笹塚二丁目:1戸、幡ヶ谷二丁目第2(改良住宅):1戸
▼家族向け~ポイント方式
幡ヶ谷三丁目:2戸、幡ヶ谷二丁目第2:1戸
●申込み〆切:2月17日(月)必着
※申込書は、田中事務所にもあります

 

区政リポート2020.2.7