中学道徳教科書「光村図書」を採択

民主的な会議運営にも喜びの声

武蔵村山市教育委員会は8月21日(火)、43名の傍聴者が見守る中、来年度から中学校道徳で使用する教科書を「光村図書」に決めました。現役の政治家である安倍首相を掲載して「育鵬社版の道徳教科書だ」と問題視されていた「日本教科書」を推薦した教育委員は一人もいませんでした。

 今回の教科書採択は教育長が新しく変わる中、これまでのような不透明な教科書採択が継続されるのかどうか注目されていました。

 池谷教育長は「光村図書」でない教科書を推薦した委員の意見にも耳を傾け、丁寧な対応をしていたのがとても印象的でした。意見が分かれても、強引に自分の推薦する教科書を決めてしまった前教育長の運営方法とは大きく異なりました。

 市内の教育問題などを見守り続けてきた「子どもの教育と文化を育てる会」のメンバーは、「この間、地道に運動してきた成果」と民主的な会議運営に喜びを表しました。