【さわやかレポートNo.98】連日各局と質疑で奮闘

発行物葛飾区都議会

和泉なおみの「さわやかレポートNO.98」発行しました。

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NO.98 2024.11

 

 

和泉都議

連日、各局と質疑で奮闘

 

和泉なおみ都議は衆議院選挙を全力でたたかいながら、都議会の公営企業決算委員会、担当常任委員会の事務事業質疑の準備をすすめ、連日奮闘しました。公営企業決算委員会は十一月一八日に小池知事出席の総括質疑が行われますが、和泉都議が日本共産党都議団を代表して知事との論戦を行う予定です。

 

水道給水停止がなぜ増えるのか

都の姿勢を質す  (水道局)

 

和泉都議は十月二三日、都議会公営企業会計決算委員会で水道局に対して、給水停止されている件数が二〇二三年度一六万六千件となっている問題をとりあげました。

これは二〇二一年度までは十万件前後であった給水停止件数が急激に増えたことを表しています。

その原因は何か、と和泉都議が質問したのに対し都は「これまでは訪問して催告していたのを、郵送催告に切り替えたためであり、過度的な問題だ」と答えました。

和泉都議は単なる催告方法の変更による影響だけではなく、払えない人が増えているということを正面から受け止めるべきではないか、と述べたうえで熱中症で医療機関にかかった認知症の高齢女性が「水をたくさん飲んでください」という医師の話に「嫌がらせされて水が止められている」と滞納して給水停止になったことを理解できていない例を紹介して、利用者が滞納している原因は、そこに行って様子をみないとわからない、と強調しました。

 

水道局は子会社に

業務「丸投げ」している

 

さらに和泉都議は水道料金催告の業務を請け負っている東京水道株式会社の法人税納入額が急増している要因は何か、と追及しました。

都は売上高が増えたこと、と答えました。和泉都議は東京水道株式会社の売り上げの93%は水道局の委託業務なのだから、都民のお金で会社が利益をためこむことになっている。都民の生活困窮に目をむけず、給水停止を増やしつづけるといる状況は公営企業としての本来の目的からかけ離れている、と厳しく指摘しました。

 

プロジェクション・マッピング事業

無駄づかいだけでなく やり方も不透明(財務局)

 

「プロジェクション・マッピング事業」では観光用のさまざまな映像を都庁舎に映しています。昨年度と今年度あわせて全体で48億5千万円の都民の税金が使われますが、無駄づかいだとの声があがっています。

問題はこの事業が都・新宿区・東京都観光財団三人の実行委員会による委託事業として行われていることです。和泉都議はこの問題を十月二九日財政委員会質疑でとりあげました。

財務局は都庁舎の施設管理者ですから、財務局が映像マッピングの設置工事の承認をしなければ事業は行えません。ところが設置工事の承認が出る前に、産業労働局と事業者との契約が行われていました。

和泉都議は本来踏むべき手続きをきちんと踏まずに行っているものについては、財務局がきちんとものを言わなければならない、そうでなければ財政運営の透明性が担保できない、と批判しました。

 

泉岳寺駅再開発事業

都施工なのにゼネコンの利益に(都市整備局)

 

十月二八日に行われた公営企業会計決算委員会で都市再開発事業会計の審議が行われたとき、和泉なおみ都議は都施工で行われている泉岳寺駅地区市街地再開発事業について質疑を行いました。

和泉都議はこの再開発の経過と実態を明らかにしながら追及し「再開発といえばなんでも反対というわけではないが、結局ゼネコンだけが圧倒的に利益を収めるような再開発事業を都施工で行っている」と批判しました。

 

 

前進!

中小建設業のための

都の工事契約制度が改善

 

和泉都議はかねてより東京都の入札契約制度を中小企業の実態に寄り添った改善をするよう要求し、物価スライド制の改善など重要な成果を実現してきましたが、十月二九日の財政委員会質疑でさらに改善がすすんだことが明らかになりました。

それは都が発注する工事請負契約における前払い金制度についてです。工事における前払い金制度とは資材購入や労働者の確保等、工事の着工資金確保のための契約金額の一定割合を前払いするものです。

和泉都議の質問によって都は契約金額の四割を支払う対象を契約金額九億円までとしていたこれまでのやり方を今年度から十八億円まで拡大したことを明らかにしました。

和泉都議は「建築資材の高騰でこれまで九億円未満でおさまっていた工事でも九億円以上になってしまうこともある。中小事業者から資金調達が困難との声を聞いていましたからこの改善は喜ばれるものです。ひきつづき資材の状況や中小企業の実態に寄り添った契約制度の改善を行うようもとめます」と述べました。

この問題は去年、和泉事務所が行った葛飾区建築協会との懇談で出されていた問題で、要望が実現したことになりました。

 

 

朝鮮学校の補助金停止「子どもの権利の問題」

学習会で和泉都議があいさつ

 

十月二四日、都内の朝鮮学校を支援する市民らでつくる会が朝鮮学校への補助金復活をもとめる「勉強会」を開き、野村武司東京経済大学教授が「東京都こども基本条例」についてお話ししました。

この条例づくりにかかわった和泉都議も参加し「朝鮮学校の補助金問題は子どもたちの権利をどう考えるのか、という問題です。みなさんとご一緒に解決するまで全力で頑張ります」とあいさつしました。

東京都は石原慎太郎知事(当時)が二〇一〇年に、それまで出されていた外国人学校運営費補助金の支給を朝鮮学校だけ差別して支給停止しました。いま「ぼくたちをなかまはずれにしないで」署名運動がとりくまれ、補助金復活を求める運動がひろがっています。

 

 

なおみのさわやかエッセー

むかしばなし

 

両親が離婚し、父と私たち姉妹の暮らしが始まってからは、妹の保育園の送り迎えや、食事の支度や家事は、私の仕事でした。今でも、あまりもので料理を作るのは得意です。結婚してからも経済的に厳しくて、外食はほとんどできず、給料が出ると、まずは米と味噌(祖母の教え)、そして乾物や缶詰などを多めに買い置きします。お金が無くなると、安い食材と缶詰のトマトソースやホワイトソースでグラタン風のものを作ったり(「中身は何かなミステリーグラン」と呼んでいました)、油揚げの中に生卵を落としたものを煮たり(これは「あぶ玉」)、食費を抑えながら、なんとか食卓を楽しいものにする工夫をしていました。

今は、食事の支度すらままならない日常ですが、味噌、柚子胡椒、豆板醤と焼き肉のたれ、ヤンニョム、ヨーグルトは全て自家製です。少しでも食費を浮かすための習慣は、「添加物を使わない調味料を使い」、「なるべく発酵食品を多く採る」習慣に目的を変えながら、生きています。

 

 

幹事長日誌

 

10月  4日 夜間定時制の存続を求める集会

9日 都議会情報インタビュー

解散総選挙緊急街頭宣伝 司会

11日 錦糸町駅北口街頭宣伝

13日 都政報告会(新小岩北地区センター・青戸地区センター)

15日 私学振興予算要望期成大会

19日 亀有駅街頭宣伝

20日 金町駅北口街頭宣伝 司会

23日 公営企業決算特別委員会質疑

24日 朝鮮学校補助金問題都議会学習会

28日 公営企業決算特別委員会質疑

29日 財政委員会事務事業質疑

11月  1日 文化でつながる国際会議2024

3日 都区政報告会