医療・検査体制の抜本的強化、自粛は補償と一体で~新型コロナウイルス感染拡大から、いのちとくらしを守る 田中まさや区議会議員が、区政リポート4月17日号を発行しました

子ども・子育て・保育安全・安心活動報告渋谷区

新型コロナウイルス感染拡大から、いのちとくらしを守る
医療・検査体制の抜本的強化、自粛は補償と一体で

新型コロナの感染拡大によって、緊急事態宣言が出され、東京都も緊急事態措置を発し、様々な業種の休業要請や外出自粛を呼びかけています。こうした中で、住民のみなさんから、様々な不安や要望が寄せられています。日本共産党は、「国民の苦難あるところ日本共産党あり」と、国政、都政、区政で、感染拡大防止と一体で、いのちとくらし、営業を守るために全力をつくしています。
日本共産党は、4月6日政府に緊急要望を提出しました。内容は、以下の通りです。

1.自粛と一体に補償を行うことー苦境に陥っている事業者・個人に感染防止対策として思い切った補償に速やかに踏み出す。

⑴緊急に、すべての国民を対象に1人10万円の給付金を支給すること。⑵賃金・収入の8割以上を補償する手立てをとること。⑶「自粛」による倒産・廃業をさせないために、固定費などへの補償、税・社会保険料の減免を行うこと。⑷イベント中止などにともなうキャンセル料・必要経費の補償を行うこと。⑸無担保・無利子融資を当面20兆円以上の規模にするとともに、速やかに受けられるようにすること。⑹リストラ解雇を起こさないよう、経済界・大企業に雇用責任を求めるとともに、万全の体制を講じること。⑺各自治体が取り組む地域経済対策を支援するために、「地方臨時交付金」制度を創設すること。
2、医療・介護・障害者等の社会保障の体制を崩壊させないための予算措置を行う。
⑴新型コロナウイルス感染症への対応として、病床確保が急がれる。空き病床を準備する場合の減収分をはじめ、感染症対応で必要となる経費は、全額国が補償すること。⑵軽症者への対応のために、宿泊・療養施設の確保と運営など必要経費は国の責任で確保すること。⑶医療機関を、新型コロナ対応の病院と、一般患者対応の病院に役割分担を行い、それぞれについて手厚い支援を行うこと。⑷医療機関に、必要な装備・備品をすみやかに供給すること。⑸医療を最前線で担っている医療機関への補償を適切に行うこと。
3、PCR検査の問題点を明らかにし、ただちに改善策をとる。
4、消費税5%への減税に踏み切る。

などです。

 

新型コロナ・緊急事態「困りごと」相談 

~ 「気持ちが前向きになれた」と好評
新型コロナウイルス感染拡大・緊急事態宣言のもとで、住民のみなさんの不安や困難が広がっています。
私、田中まさや区議会議員とその事務所では、こうした声に応えるために、「困りごと相談」活動を行っています。接触を避けるために、電話による相談活動ですが、多くの感謝の声とともに切実な相談も寄せられています。一部をご紹介します。

【寄せられている声と相談】
・自粛、自粛で外にも出られず、毎日テレビばかり見ていると、どんどん暗い気持ちになる。電話だけど、話しができてなんだか気持ちが前向きになれました。(高齢者)
・今日はまだ誰とも話していなかった。電話いただいて感謝感謝です。私も、友達に電話してみます。(一人暮らし・高齢者)
・取引先がほとんど休業。店の小売りだけでは大赤字になるので休業せざるを得ない。生活はできるけど先行き不安。(食品卸)
・デイサービスを休んでいる高齢者に連絡や訪問しているが、食事、お風呂、日常生活動作(ADL)の低下が心配。(ケアマネジャー)
・介護事業所は、利用者の減少による減収で経営は深刻。何とか開設できているが、マスクも消毒液も不足している。命がけです。(介護職員)
お気軽に、田中事務所にご連絡ください。

 

緊急事態だからこそ、子どもに最善の環境を 

~ 「特別保育」は、在籍園で実施を
緊急事態宣言を受けて、渋谷区では、期間中区立・私立とも原則すべての保育園を臨時休園にし、特別保育として医療従事者等保育が必要な家庭に限り、8か所の区立保育園で340人の子どもを保育しています。
医療・福祉・介護、日常生活を支えるなど、仕事を休めない家庭の子どもを保育するのは自治体の責任です。また、現在通っている保育園とまったく別の環境で、しかも子どもの個性や生活実態を知らないで保育することは、保育の質が低下することが危惧されています。
東京都も通知で、「保育等の提供を縮小する」としていますが、登園する子どもの人数を減らすことが目的で、在籍園での保育を原則としています。23区でもほとんどの区は、保育の必要な子どもは、在籍園で保育しています。
保護者からは、「近隣区は、閉園していないのに、なぜ渋谷区だけ閉園が前提なのか理解できない」、「家庭の事情で送り迎えに配慮が必要なのに、伝わっていない」などの声が上がっています。
こんな時だからこそ、どうしても保育が必要な子どもに、可能な限り安心できる保育を保障するために、在籍園での保育を実施すべきです。

【渋谷区の特別保育の実施園】(区立及び社会福祉事業団運営)
渋谷保育園、恵比寿保育園、大向保育園、本町第三保育園、笹塚第二保育園、本町そよかぜ保育園、恵比寿のびのびこども園、本町きらきらこども園

●申込み児童数:約340人

区政リポート2020.4.17docx