保育士の処遇改善・保育の質の確保求める請願の採択を~区議会第1回定例会・区民の切実な願い実現へ奮闘 田中まさや区議会議員が、区政リポート3月26日号を発行しました。

子ども・子育て・保育活動報告渋谷区

区議会第1回定例会・区民の切実な願い実現へ奮闘

保育士の処遇改善・保育の質の確保求める請願の採択を

区民のみなさんの願いが込められた請願が、各委員会で審査、表決が行われました。日本共産党区議団は、各請願について紹介議員となり採択に全力をあげています。私は、文教委員会に付託された「認可保育園を増設し待機児童の解消を求める請願」と「渋谷区の責任において安全・安心な保育の実現を求める請願」の紹介議員として委員会での説明を行いました。

以下、安全・安心の保育の実現を求める請願についての説明(要旨)をご紹介します。[本会議での結果は、別途お知らせします。]

 本請願は、請願項目の第1番目に、エッセンシャルワーカーとしての保育所で働く職員の賃金を、専門職にふさわしく改善するよう国と都に求めるとともに、区としても独自の処遇改善を求めるものです。

 保育士の賃金は、この間処遇改善の努力が行われてきましたが、政府の賃金構造基本統計調査によると2019年度の全産業平均月額が33.8万円に対して、保育士は24.45万円と約10万円も低いのが実態です。コロナの感染リスクにさらされながら、子どもの健やかな発達のためにがんばっている保育士や職員の処遇を抜本的に引き上げることが求められます。

 第2番目は、子ども一人ひとりの健やかな発達を保障するために、認可保育園の面積基準の引き上げを、国と都に求めるとともに、区としても引上げを求めるものです。

 日本の2歳児以上の面積基準は、終戦直後の1948年から73年間改定されていません。一方5歳児の平均身長は7㎝も大きくなっています。国際的にも低い基準であり、人生の土台を作る就学前の保育環境の拡充は重要であり、感染症対策としても実現が求められます。

 以上、よろしくご審議いただき、採択していただきますようお願いいたします。

 

区政リポート2021.3.26docx