豊島区の小中学校の体育館・全てエアコンがつきました
都議会で取り組んできたことを、シリーズで紹介します。
2期目、とくに力をいれてとりくんだのは、学校体育館にエアコン設置を進めたことです。
2018年の夏は、気象庁が「命の危険があるような暑さ」「ひとつの災害」とした猛暑でした。
熱中症で子どもたちがたくさん搬送され、教育現場の環境がこれでいいのか。
また避難所にもなる体育館にエアコンがないままでいいのかと大問題となりました。
共産党都議団は、これまでも学校体育館へのエアコン設置を求めてきましたが、
この事態を受けてすぐに7月、知事に申し入れをして、
9月議会では、”区市町村が学校体育館にエアコンを設置することを支援する条例”を提案。
当時、文教委員会だった私は、吉良よし子参議院議員と都議団のチームで、すでにエアコンがある学校を調査し、文科省にも聞き取りに行き、この条例を作り上げ、文教委員会で条例を提案しました。
代表質問でも来年の夏に間に合うよう取り組みを求め、知事は「都立高校は速やかに設置」「小中学校には補正予算を組んで区市町村を支援する」と表明し、12月議会に補正予算が計上されました。
今回の東京都の区市町村への支援は、リースでの設置工事費用も支援対象となったことも大事です。
これまでの補助制度はリースは対象外でしたが、一気にたくさんの学校にエアコン設置するには、リースはかなり便利な手法です。
条例提案で、リースを対象にしましたが、その通りに都の支援が実現して本当によかったです。
★豊島区内の学校は一気にエアコンが設置されました
豊島区は、この補助を利用して、リースでのエアコン設置を一気に進めました。
2019年度に、エアコン未設置だった小学校19校、中学校5校すべて設置されました。
区内の都立高校は、文京高校と千早高校は2020年の夏に設置され、豊島高校は2021年度に設置予定です。
世論と連携した議会の取り組みは政治を動かすんだ!と実感
この課題は、多額の予算が必要になることもあり、都教育委員会などははじめは消極的でしたが、私たちが条例提案などする中で、数週間で都の方針がガラッと変わりました。関わっていた私もびっくりしました。
都民の世論と連携した、議会のとりくみは、事態を大きく変えるんだなと実感します。
また、都民の声をまっすぐ届ける共産党都議団の議席が18議席もあってよかった!と実感もしました。
(8議席の時には条例提案もできなかったですから..涙)