性暴力をなくそう。被害者支援の拡充を。

活動紹介都政について

都議会で2期、ずっと取り組んでいるのは、性暴力をなくしていくことと、被害者支援の拡充です。

 

★政治家の攻撃で後退していた性教育を世界水準に引き上げる。自分と他者を大事にすることや科学的に体のしくみを学べるようにすること

★子どもへの性暴力・虐待、デートDVをなくしていく教育や支援の充実

★性暴力、DV被害者への支援の拡充

★災害時に性暴力が増える傾向があることをふまえた対策の充実

 

・・・こういうことを取り組んできました。

 

 

ちょうど昨日は、都議会の総務委員会で「第4期 東京都犯罪被害者等支援計画(素案)」について質疑する機会があり、私は性犯罪の分野について質問しました。

 

総務委員会の質疑

 

「犯罪被害者等支援計画」というのは、都として被害者の支援を、総合的・計画的に進めていくための計画です。

 

いろいろ質問しましたが、とりあげた2点を紹介します。

(質問動画は都議会HPで視聴できます)

 

★都内の痴漢被害の状況も計画で示してほしい

1点目は、支援計画に都内の性犯罪として大きな問題である、痴漢被害の実態を示してほしいということです。

 

共産党都委員会のジェンダー平等委員会で痴漢被害のアンケート調査を行っていますが(私もメンバー)、寄せられる声が本当に深刻です。

 

子どもの頃の被害に、大人になっても苦しめられている。

フラッシュバック、PTSD、うつに苦しんでいる声が寄せられています。

 

被害実態とくらべて、社会的には扱いがあまりに軽いです。

 

計画には、性犯罪の状況は、強制性交等と強制わいせつの認知件数のみ示していますが、それではせまいのではないか。

 

痴漢被害の実態も示すためにも、迷惑防止条例5条1項の検挙件数も示し、

★都として痴漢は許さないということと、

★被害を受けたときに支援があることを都民に分かりやすく示してほしいと求めました。

 

 

★性犯罪などの被害者ワンストップ支援センターを増やしてほしい

 

ワンストップ支援センターとは、

産婦人科での性暴力の診断やケア、相談・カウンセリングなどの心理的支援、証拠採取など捜査関連の支援などを可能な限り1か所で提供するセンターです。

被害者の負担を軽くし、できるだけ早い支援を提供することで回復を早くすること、警察への届け出をしやすくすることを目的としています。

 

国連は、女性人口20万人に1か所設置すべきと示しています。

東京の女性人口約700万人だと35か所あっていいはずなのに、都内には1か所しかありません。

レイプ被害にあい、証拠を保存する対応ができるのも支援センターと提携する病院1か所です。

 

私は、都立病院などにワンストップ支援センターを設置するなどして、相談窓口を都内に複数か所に増やすことを求めてきました。

それなりに大きな病院にセンターを設置すれば、必要な医療的な支援を同じ場所で受けられます。

 

この問題にかかわって、計画素案に「中核的な病院との安定した連携・協力関係について体制強化に向けた検討を進める」と新たに入ったことはとても大事です!!

 

この検討の内容が、ちゃんと支援の拡充になるよう、ワンストップ支援センターを増やす方向に実現させるため、関係者の皆さんと力をあわせて頑張りたいです。

 

**ワンストップ支援センターについての質疑の議事録はこちらです▼▼▼

https://www.jcptogidan.gr.jp/category01/2020/0228_1681#seihanzai01