関東大震災100年・政治家は朝鮮人虐殺の事実に向き合って
人権都政について
関東大震災100年
小池知事に、朝鮮人犠牲者追悼式典への追悼文送付の再開を求めました
今年は関東大震災から100年の節目、関東大震災朝鮮人虐殺事件があらためて注目されています。
ところが、松野房長官は記録は見当たらないと嘘を言い張り、
小池知事は、今年も、朝鮮人犠牲者追悼式典へ追悼文を送付しないと表明しました。これで7年目です。本当にひどいです。
日本共産党都議団は、8月21日、歴史に背を向ける知事の対応を抗議し、再開を求めて「申し入れ」しました。
申し入れはこちら↓↓
https://www.jcptogidan.gr.jp/opinions/7369/
小池知事は、「何が明白な真実かは歴史家がひもとくもの」とか、「東京都慰霊堂で開かれます大法要で・・・様々な事情で亡くなられた全ての方々に対して哀悼の意を表しております」などと繰り返し答弁しています。
しかし、そんな言い訳は成り立ちません。
都が著作・発行した「東京百年史」は・・・
関東大震災でデマが広がり自警団が組織され、多くの朝鮮人が惨殺されたことについて、
①史実として認め、
②震災とは別の人災と認定し、
③「東京の歴史の拭うことのできない汚点である」
・・・と記録しています。
都もこの立場で、
大震災50年の1973年に追悼碑を建立し、
歴代都知事は、
同年始まった、関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典に、「悲劇を二度とくり返さない」とする「追悼の辞」を送付してきました。
今年、都は「関東大震災100年」として様々なイベントを行っていますが、その中に朝鮮人虐殺事件や、災害時デマに向き合ったものはありません。
今、歴史の事実に向き合い、二度と悲劇を繰り返さないこと、特定の民族への差別や偏見、ヘイトスピーチをなくすことに向き合うべきです。